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データ偏重(へんちょう)型マーケティングが主流となっている。しかしながら、データで表せるのは物事のほんの一部分にすぎない。顧客の文化を理解しなければ、適切なマーケティング戦略は設計できないのだ。最近出版された『アンソロ・ビジョン』は、ビジネスの世界に人類学の手法を取り入れるべきと主張する。研究者自身が、対象となる人々の生活環境に身を置き、共に生活することで、文化や行動様式を明らかにする人類学のおける手法「エスノグラフィー」。これをビジネスの世界にも導入することで、問題解決につながると、著者のジリアン・テットは指摘する。事実、欧米の巨大テック企業は、人類学の専門家を多数雇用し、成果につなげているという。コンテンツマーケティングにおいてもこの考えは重要である。ペルソナの本質的理解なくして、適切なカスタマージャーニー作成は不可能だからだ。もちろん、データを軽視しているわけではない。データで全体の傾向を捉えつつ、細かい部分をエスノグラフィーによる定性データで補正していく。これこそが、コンテンツマーケティングの勝ち筋と言えるのだ。

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<参考書籍>