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今回ゲスト、株式会社イー・ロジット 代表取締役社長、角井 亮一氏は、

EC通販物流代行の株式会社イー・ロジットを2000年に設立され、企業組織「イー・ロジット クラブ」では物流人材教育研修を行いリアル小売やEC企業などの物流コンサルティングをされております。

物流に関する書籍を累計34冊出版。 2021年3月東証JASDAQスタンダード上場されております。

角井氏に『物流とオムニチャネル』についてきいてみました!

▽モール物流は低単価でという流れですが、安いけど長続きするのか裏切られないかという不安がありますよね?

可能性はゼロではないと思う。ECの物流を受託するものとして、モール、大手3PL、EC特化型3PLがある。

その中のどこに任せるかの選択の中では、やっぱりモールに任せるとちょっと怖いというところは、通販専門特化型3PLに任せようとする。それは足元すくわれない安心だからだと思う。

実際に頼んで満足されている方は、在庫の分割という問題を回避している。

各モールで売れたものは各モールで出すという、良いとこ取りをしようと思うと在庫を分けざるを得ない。だから在庫コントロールが難しくなる。アパレルだと在庫、売れ残りというのが一番重たいリスクなので。

▽アパレルは特に在庫調整が大変ですよね。

在庫が残ると、どこかでそれを償却しないといけない。当然銀行と取引のある会社もほとんどだから、その時のPLも問題になる。また保管料もかかる。

だから回転させて、売れ残りをなくし半端なものはアウトレットに出して、という流れをうまく作らないと大変。

いろんなところに預けるのは悪いとは言わないが、管理ができて最終的に在庫が回転よく出てくような状況を作らないといけないので、結果的には預ける拠点を絞らざるを得ない、絞る方が望ましい。

よっぽど大きい会社は分けることは可能だが、一般のEC事業者の場合は、そこそこ大きいところでもやっぱりリスクになる。だからモールよりは通販特化型の3PLという選択肢になると思う。

▽モールをチャネルとして見た中で物流を選べば良いのでしょうか?

例えば、自分がモールの立場だとして、Aモールとして商品預かっているが、ある起業家さんから預かってるものを見てみると、Aモールであまり売れてなくて、Bモールで売れているとなったら、どう考えるか。

Aモールで売れたものは仮に課金しない、もしくは値下げする。

Aモール以外では値上げ、ということが起こりやすい。

まだ一部のモールでは施策がはじまったばっかりだから、起きてはいないのではないか。

▽EC特化型・B2C特化型の3PLに預けるメリットとして、在庫一元管理、もしくはキャッシュ以外どうでしょうか?

例えば、ラッピングにしても各モールでルールが決まってる。それが特化型だと柔軟にできる。ギフトはかなり難易度高いものもある。

当社は基本的に全員ラッピングできるが、その熟練のメンバーでも5分かかるラッピングもある。

外装も含めたかなり凝ったラッピングでそれ相応の金額がかかってても母の日ギフトはそれで売れる。

それが独自性だと思う。モールの基本は標準化。

そこから外さないように作っていかないとロボティックスも含めて生産性が上がらない。

うちはどちらかというと人を大切にする。会社で人を雇ってその人たちに熟練度を上げてもらって特別なサービスを提供できるような体制づくりをしている。付加価値があった方がいい。

NB商品扱ってるところだと全部モールで検索されて、これが安いこれが早いなど色々わかるのでそういう比較のされ方をしない会社になった方が良い。ちょっと高いけど、ここだよねと選ばれるような。

このほかにも盛りだくさん、物流とオムニチャネルについて公開しています!

物流とオムニチャネルをご検討中の企業様のご参考になるかと思います!

それでは、角井氏流『物流とオムニチャネル』、ぜひお楽しみください!

~第115回 ゲスト~

角井 亮一(カクイ リョウイチ)氏

株式会社イー・ロジット

代表取締役社長

大阪生まれ。上智大学を3年で単位取得修了し、ゴールデンゲート大学にてMBA取得。

帰国後、(株)船井総合研究所に入社し、小売業へのコンサルティングを行い、

1996年にネット通販参入セミナーを開催。その後、光輝物流(株)に入社し、

物流コンサルティングや物流アウトソーシングを実施。

2000年2月、株式会社イー・ロジット設立、代表取締役社長に就任。

イー・ロジットは、EC通販物流代行会社であり、企業組織「イー・ロジット クラブ」では

物流人材教育研修を行い、リアル小売やEC企業などの物流コンサルティングを行う。

物流に関する書籍を累計34冊出版。 2021年3月東証JASDAQスタンダード上場。



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