Title:『自分の立場を理解しなさい』
1974年4月21日、インド、ハイデラバードで行われた法話です。
ŚB 1.2.7
वासुदेवे भगवति भक्तियोग: प्रयोजित: ।
जनयत्याशु वैराग्यं ज्ञानं च यदहैतुकम् ॥ ७ ॥
vāsudeve bhagavati
bhakti-yogaḥ prayojitaḥ
janayaty āśu vairāgyaṁ
jñānaṁ ca yad ahaitukam
至高人格神シュリー・クリシュナに献身奉仕をすることにより、人は直ちにいわれのない知識を授かり、この世界への執着をなくしていく。
ーー 法話の内容から ーー
神の愛を得ることにより、毎瞬間、神を見ることができます。人は聞きます。神を見たことがありますか?と。神を見るというのは大して難しいことではありません。ただあなたがその神をみる資格を得ればいいだけのことなんです。神への愛をもっていればいいだけなんです。そうすれば神をみることができます。
経典にも書かれてますが、あなたがたとえクリシュナ意識を培っていなくても、あなたなりの方法で神を見ることできるんです。このように、クリシュナは言っています。私は水の味であると。たとえば、あなたは水を飲みます。水を飲んだ時に、あなたは水の味、クリシュナだと、あなたは思う。そんなことが難しいことでしょうか?いいえ、まったく難しいことではありません。
お日様の光とか、月の光とか、そういったものをみないということはないですよね。人々は神をみたことがあるかあるのかと聞きますが、しかし、みなさんは神を見ているはずです。なぜなら、クリシュナご自身が『わたしは太陽の光』であるとおっしゃっている。太陽の光をみたことがない人なんているでしょうか?
ですから、そのように神を見るように始めなくてはいけません。そしてクリシュナを思い出すことができれば、それはつまり、『見ている』ということなんです。『見ること』、精神的に見るということは、この私たちの目で見るということではないのです。
クリシュナについて聞く時、唱える時、思っている時、その時、神を見ているのです。 これがプロセスです。そして、これがバクティヨーガです。
プラブパーダがどのようにバクティヨーガを学べばよいか、人間としての立場を理解することを説いています。続きは法話でお聴きください。