Title:『必要なものは神が下さる』
1973年11月25日、Londonで行われた法話です。
ユディシュティラ王の時代、王の善行により自然は豊かで、牛は幸せに育ち、大量のミルクを出していた。牛が幸せならミルクの生産も増えるが、現代では牛が虐待され、屠殺されるため、不幸な状態にある。牛を守ることは人間社会の責任であり、これが本来の文明である。クリシュナ自身も牛飼いとして、牛の世話の大切さを示した。牛の保護を重視しない現代社会では、本当の幸福は得られない。
私たちのクリシュナ意識運動は単なる感傷的なものではなく、社会全体の組織を考えたものだ。単なる宗教的感情ではなく、すべてに配慮すべきである。だからこそ、私たちは牛の保護を訴えるのだ。