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今回のテーマは「間取りと理想の家族」です。

実はちゃぶ台が広まるのは明治中期以降。

「みんなそろって家族団らん」が、幸せな理想の家族像になったのは、そんなに昔のことではありません。しかも、これが一般的なものとして家庭に入ってくるのは、戦後なのですね。

また、この「理想の家族像」や「理想の親像」も国によって違います。なのに、なぜか「親としてこうあるべき」という理想にひっぱられて、本当はもっとその人らしさ、その家族の個別の持ち味が失われてしまう、ということもなきにしもあらず。

特に子供が不登校になるとは親は、ついつい「自分の育て方が悪かったの?」「もっと理想の親に近づかなくてはダメ」という気持ちにどうしてもなりがちですね。

もちろん、そういう気持ちが悪いわけではありませんが、もしそれであまりにも苦しくなっているようであれば、ちょっと違う角度から家族や親のあり方を見てみるのもおもしろいかもです。