不登校の子の心の状態=「学校に向かうエネルギーがなくなってしまっている」状態。
『不登校は1日3分の働きかけで99%解決する』(森田直樹著)では、これを「自信の水不足」状態としている。
誰もが心にコップがあり、そこに「自信の水」が溜まっている。もう少し別の言葉で表現するなら、「俺は基本大丈夫」とか「生きるのは楽しい」という感覚。私たちは誰もがこの「自信の水」を使いながら、学校で過ごしたり、仕事をこなしている。
不登校はこの「自信の水」が枯渇してしまっている状態。
学校で友達と楽しい時間を過ごしたり家でリラックスしたりすれば「自信の水」は溜まっていくが、これらが溜まりにくい状態で、かつ学校での出来事、あるいは家での出来事で「自信の水」を使ってしまうと、コップはカラカラになってしまう。
現在は「苦登校」という現象も起きていて、「不登校」にもなれない多くの子どもたちが、苦しみを抱えながら学校に行き続けている。今、十代の子の自殺がとても増えているが、その多くは学校に行っている子。不登校という形でヘルプの信号もだせず、行きたくもない学校に無理やりいかされて、しかし休むという選択もできずに、それであればということで自殺を選んでしまっている。
次回、どうすれば「自信の水」が溜まるの話へ続く