【Season5 第9回】鉄道エンジニアからフォトグラファーへ転身!池田英樹さんが語る人生の軌道変更
パワハラで心を病んだ元エンジニアが、カメラと出会って見つけた新しい生き方とは?
今回のゲストは、映像制作・フォトグラファーの池田英樹さん。一見華やかなクリエイターの世界ですが、そこに至るまでの道のりは決して平坦ではありませんでした。
川口生まれ、鉄道車両への憧れから始まった青春
埼玉県川口市で生まれ育った池田さん。子どもの頃から電車一筋で、「より良い車両を作りたい」という想いから工業大学で機械工学を学び、念願だった鉄道車両メーカーへ就職を果たします。
しかし、順風満帆に見えたエンジニア人生に、大きな転機が訪れることになります...
兵庫での地獄のような日々、そして家族との越谷移住
キャリアアップを目指して転職した大手電機メーカーで待っていたのは、想像を絶するパワハラ環境でした。
「品質・コスト・納期、どれか一つでもトラブルがあると公開処刑が始まって『死んでもいいから何とかしろ』と言われる日々でした」
心を病んでしまった池田さんは、会社を辞める決断を下します。3歳半のお子さんを抱えた家族3人での越谷移住。完全無職状態からの新しいスタートでした。
妻への愛がきっかけで始まったカメラライフ
実は池田さんがカメラに触れたのは、現在の奥さまと出会った25歳の時。「彼女を綺麗に撮りたい」という純粋な想いから一眼レフを購入したのが始まりでした。
兵庫時代には、仕事のストレス解消のために奥さまの勧めで写真学校に通学。趣味として学んでいた写真が、まさか後の人生を支える仕事になるとは...
「つなぐ場」での出会いが開いた新しい扉
越谷に移住後、知人の紹介で訪れた「つなぐ場」。そこでの出会いが、池田さんの人生を大きく変えることになります。コーヒーとお菓子作りのスキルを活かした活動から始まり、やがて映像制作の依頼へと発展していきました。
現在では東武鉄道の広告映像を手がけるなど、地域に根ざしたクリエイターとして活躍中です。
池田さんが語る「仕事とは」
番組の最後、池田さんはこう語りました。
「自分が無理をするわけではなく、負担なくできる範囲で周りの人を幸せにしたり、記憶に残ることができたら、それが幸せだと思うんです」