近代科学の精髄をみた後の今回は、日本人が抱いてきた「面影」をめぐります。千夜千冊エディション『面影日本』所収。
松岡さんがこの本を千夜千冊でとりあげる「キーブック」としたのは、《学者の立場にこだわらず、仮説力と実証力が綯い交ぜになって》いるという点にあるような気がします。飛びも恐れないアブダクションに富んだ一冊の案内、どうぞご笑聞あれ。
【千夜千冊】1322夜『常世論』谷川健一