千夜千冊エディション『情報生命』の香りがぷんぷん漂う、1790夜『生まれながらのサイボーグ』。『情報生命』の追伸（あとがき）には、《コンテリジェンスはさまざまなガジェットぐるみになってきた》とありますが、当夜にもその見方が生きています。ちなみにコンテリジェンスはコンシャスネス（意識）とインテリジェンス（知能）とを合体させたティモシー・リアリーの造語で、リアリーの千夜では《自分自身を認識しつつある神経組織》で、《歴史的には密教やカバラや後記ヘルメス学の成果にあたっている》と書かれています。グノーシスで、重重帝網なんですね。
【千夜千冊】1790夜『生まれながらのサイボーグ』
