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昨日から富山市内で上映が始まった映画、『パンケーキを毒見する』をみてきました。現在の菅自公政治への鋭い批判、風刺の効いた内容で、よくできた映画でした。農家の長男坊であり「庶民派」、「苦労人」などともてはやされた菅さんでしたが、それはあくまで都合よく描かれた菅義偉像であり、真実はそうではないことも示されています。確かに二世・三世議員とは違う意味で、自民党政治を歩む一政治家としての苦労はあっただろうけど、それは庶民の苦労ではない。それは、権力を握った後の菅さんの、強権的政治をみれば明瞭です。そして、まさに自民党の政治家、それも今までにないほどのひどい政治家だったのです。日本の大手メディアが安倍・菅政権に十分に切り込めていない中で、「しんぶん赤旗」が独自の、国民の立場に立ったメディアとして重要な役割を果たしていることも、映画の中でしっかりと描かれていました。忖度するメディア、大本営発表のあの時代の再来とも言えるようなメディア状況の中で、しっかりと真実を見極め、理不尽なことを見過ごさず自民党政治を追求する「しんぶん赤旗」と日本共産党の役割をあらためて確認できました。後半で、若者たちが率直に、政治と自分の生活が結びつかない、自民党はテレビでよく見るが野党が出るのは追及しているところばかり(ネガティブなすがた)だという言葉に、なるほど若者に政治がしっかり伝えきれていないのだなと改めて感じたところです。ぜひ多くの人に見ていただきたい映画です。

坂本ひろし

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