第18回『過熱が止まらない中学受験の面白さと受験事情を語る(前編)』というテーマについて株式会社エービーエフキャピタルのメンバーが多角的な視点で語ります。
【ハイライト】
・ドラえもん問題から生物の成り立ちについて熱く語る
・車窓の景色を見るのが好きな子のリニア中央新幹線から見える風景とは?
・想像力と共感力が求められる最近の中学受験試験
・塾通いだけで最近の中学受験は対応出来るのか問題
・最近の就職活動事情について語る
・ABFメンバーのセンター試験攻略の思い出
番組内で紹介した『二月の勝者―絶対合格の教室―』のリンクはこちらです。
https://www.ntv.co.jp/2gatsu/
受験が盛り上がるのは今も昔も変わらない
毎年2月になると話題になる「中学受験」。近年は子どもの数が減っている一方で、受験者数は増加傾向にあり、家庭ごとの教育投資も加熱しています。そんな中で注目したいのが、入試問題そのものの“変化”です。単なる知識詰め込みではなく、「考える力」が問われる出題が増えていること。今回はその代表例として話題になった中学受験の問題を紹介しつつ、社会人にも通じる思考力のトレーニングとしての中学受験の面白さについて語りました。
見た目は猫、頭脳は子ども?──「ドラえもん問題」に見る本質の問い
紹介されたのは麻布中学校の理科の入試問題。「ドラえもんは生物として認められない。それはなぜか?」という問いに対し、生物の条件として「細胞の成長」「子孫の作成」「エネルギー代謝」が挙げられています。
小学生にとってはなじみのあるキャラクターを用いながら、「どこまで生物といえるか」「道具での成長は本物の成長か?」といった本質的な思考を促す設計が秀逸。メンバーも「小学生の自分だったら答えられたかな?」「金属製だからダメって言っちゃいそう」と、それぞれの目線で盛り上がりました。
景色が好きな人にとって、リニアは楽しいのか?──「想像力を問う」社会の問題
次に紹介されたのは、リニア中央新幹線を題材とした社会の問題。「景色を見るのが好きな旅人がリニアに乗ったら、どんな感想を持つか?」というもの。山を抜けるトンネルが多いルートを、どう受け止めるか?という思考が求められます。
単なる知識ではなく、設定されたキャラクターの気持ちに寄り添って考えを組み立てる必要があり、想像力と共感力が問われます。「そもそも電車に乗った経験がない子だったら想像も難しい」「これは都市部の子を想定した出題かも」といった意見も。
塾では教えられない“答えのない問い”に向き合う時代
こうした問題の背景には、画一的な学力よりも、子ども自身の「思考のプロセス」を見るという、出題者の意図があります。塾での対策ではなく、家庭内でどれだけ会話をしているか、経験の幅があるか、そして「想像しながら考える力」がどれだけ育っているかが問われるようになっています。
この構図は就職活動にも通じます。かつてはロジック一辺倒だった面接も、今では「フェルミ推定」や「トリッキーな問い」で本質を見極める傾向に。受験と同じく、塾やスクールで型を学んでも、本当の実力は“問いへの向き合い方”で問われるのです。
結局、中学受験は“子ども版の就活”なのかもしれない
「就活と同じで、対策の型ができると、それを破る出題が生まれる」「試験の公平性を保ちつつ、個性も見たいというジレンマがある」。こうした話からも見えてくるのは、受験とは“社会との最初の接点”であるという事実。
RTA(リアルタイムアタック)のように答えを導くゲーム的な試験ではなく、本当に考え抜かないと正解にたどり着けない問題が主流になりつつあること。それが、子どもたちに必要とされる「これからの力」であり、私たち大人にとっても学びのヒントになります。
受験の面白さは「問い」に宿る
中学受験は“試される場”であると同時に、「子どもがどれだけ考えたか」「自分なりにどう答えを導いたか」が評価される稀有な機会です。今後さらに進化していく中で、家庭や社会のあり方、そして教育の本質も問われることになるでしょう。
そして、私たちも「問い」を持ち続けられる大人でいたいものです。
~お知らせ~
株式会社エービーエフキャピタルのメンバーがそれぞれ日々気になる事、書籍、日々の悩み等何気ないテーマから、経営戦略や投資実行等の広くビジネスに生かせる話題に至るまで、戦略コンサルタント、ファイナンスプロ、データアナリストのプロフェッショナルが多角的な視点で語るトーク番組です。
パーソナリティー:
熊原充志(株式会社 ABF Capital代表取締役)
東京大学理学部物理学科卒業後、同大学院理学系研究科物理学専攻に進学し、宇宙物理学を専攻。
新卒でBCGに入社、メーカー・ファンド・製薬・通信会社などの業界を担当。
その後アドバンテッジパートナーズに入社し、多様な領域への投資を実行。
伊達 慶明(株式会社 ABF Capital取締役)
京都大学農学部応用生命科学科卒業後、同大学院農学研究科に進学し、生命科学を専攻。
新卒でBCGに入社、通信・メディア・物流・電力・産業材など幅広い業界を担当。
一貫してビックデータ・地図を扱った戦略の立案を行う。
中野 拓真(株式会社 ABF Capital取締役)
東京大学理学部地球惑星物理学科卒業後、同大学院理学系研究科地球惑星科学専攻に進学し、気象学を専攻。
新卒でBCGに入社、小売・エネルギー・通信会社などの業界を担当。
経営戦略の立案だけでなく、成果の創出までクライアントを幅広く支援。
番組プロデュース:株式会社サンキャリア
カバーアート制作:小野寺玲奈
番組へのご感想、メッセージ等、noteでコメントどしどしお待ちしております!
https://note.com/dailylife_fund/n/n1d8cd2c0b6ca
株式会社 ABF CapitalのHP
https://www.abf-cap.com/
また、Apple Podcastで聴いている方は是非とも評価とレビューを書いてください!配信の励みになりますのでどうぞ宜しくお願いいたします!
ファンドマンの日常のTwitterアカウント(@dailylife_fund)です。是非フォローしてください!
#投資 #経営 #経営戦略 #ビジネス #ファイナンス #ファンド #コンサルタント #外資系 #データアナリスト #東京大学 #京都大学 #東北大学 #京大 #東大 #宇宙 #生命科学 #気象学 #エネルギーシステム #マネジメント #マーケティング #ポッドキャスト #podcast #スタエフ #standfm #音声配信 #マイナースポーツ #ポケモン #育休 #子育て #男性育休 #イクメン #中小企業診断士 #リモートワーク #DD #デューデリジェンス #PEファンド #科学 #ウルトラマン #サッカー #横浜Fマリノス #ファン #サポーター #フレーバーマトリックス #化学 #フードトラック #キッチンカー #飲食店 #職人 #シェフ #ソムリエ #慶応大学 #財閥 #口コミ #クチコミ #山手線 #東京メトロ #都営地下鉄 #SNS #株式会社 #会社 #起業 #音楽家 #ワイン #SDGs #インターン #コンサル #サウナ #サウナイキタイ #サ活 #水風呂 #BCG #就職活動 #組織運営 #データコンサルティング #セイバーメトリクス #フレームワーク #構造化 #中学受験 #料理人 #パティシエ #美食家 #ピーキング #駅伝 #陸上 #箱根駅伝 #宇宙人 #フェルミ推定 #世界史 #開業支援 #店舗運営 #韓流コンテンツ #小売店 #クレヨンしんちゃん #野原ひろし #映画 #経営者 #投資家 #資金調達 #鬼滅の刃 #物理学 #コンサルファーム #漫画 #睡眠 #音楽 #エービーエフキャピタル