Listen

Description

第3回『フェルミ推定について語ろう!(後編)』というテーマについて株式会社エービーエフキャピタルのメンバーが多角的な視点で語ります。

【ハイライト】

・フェルミ推定の良いお題選手権

・フェルミ推定を取り扱いやすい前提条件とは?

・コロナ禍でのパソコンモニターの市場規模の変化を語る

・フェルミ推定を利用した飲食店の売上を試算する方法

・鬼滅の刃の世界興行収入トップの理由について語る

・フェルミ推定を上手く活用するための秘訣と身に着けるべき能力

・(未来の次回予告)フェルミ推定はパターン化出来るのか?

1. フェルミ推定の“問い”をつくる──想像力と構造化力のトレーニング

今回のテーマは「フェルミ推定の良いお題とは何か」。ABF Capitalのメンバーが、あえて“解く”のではなく“問いをつくる”側に立ち、コンサルタントとしての思考力を鍛える回となりました。

「複数のアプローチが存在する」「前提知識が特殊すぎない」「現代的・タイムリー」など、良い問題の条件を整理しながらユニークな仮設問題が次々と提案されていきます。

“何を問うか”を考えることが、すでに優れた思考訓練になっていることが、対話の中から自然と伝わってきます。

2. 多面的に捉える力──市場規模は「需要」からも「供給」からも考えられる

問いを考える中で、「どの視点で市場を分解するか」も重要な議論に。たとえば、飲食店の売上は「客数 × 客単価」だけでなく、「レジでの処理速度」や「供給可能数」からも導けるという話題に発展します。

これは、実際にABFのメンバーが事業投資判断を行う際にも直面している構造そのもの。どのファクターが制約条件(ボトルネック)になるかを見極め、そこを起点に算出するのがプロの視点。こうした分解思考は、実務と直結しています。

3. 鬼滅の刃の興行収入を推定する──リアルを“数式”で捉える思考の面白さ

メンバーの中から飛び出したのが「鬼滅の刃の次作の興行収入を推定する」という問い。興行成績は作品の人気だけでなく、競合作品の有無、広告露出、コロナ禍による特殊事情など複雑な変数が絡み合います。

単純に「何人が観に行くか」を掛け算するのではなく、マーケットの“偏り”や“空白”を読む力が求められるのが、この種の問いの面白さ。現実を数字でシミュレートする力が、ここでも求められます。

4. フェルミ推定の鍵は「分解」と「常識」──計算式より、感覚を鍛える

後半では「良いフェルミ推定ができる人の特徴は何か?」というテーマへ。共通して語られたのは、「大きな問いを掛け算や足し算に分解するスキル」と「現実感覚に基づいた常識力」が欠かせないという点でした。

たとえば飲食店の売上も「昼・夜」「テイクアウト・店内」「平日・休日」などの切り口で細分化でき、分解の仕方によって見える世界が変わります。一方で、極端に現実離れした数字をはじき出してしまうのは、基礎的な知識や生活感が不足している証拠。

この2つの力を鍛えることが、フェルミ推定を“使える武器”にしていくうえでの鍵になると、3人は共通して語ります。

5. 型に頼らず、自分の思考で解く──“公式化”より大切なこと

対談の最後には「フェルミ推定に公式はあるのか?」という問いも投げかけられました。実際の面接では教科書通りの細かいセグメントを出すよりも、「思い切りよくまとめて説明できる」ことの方が高評価につながるという実感が共有されます。

つまり重要なのは、「自分の頭で考える」こと。「昼夜に分ける?」「客数で考える?」「供給ベースか需要ベースか?」──すべてを柔軟に想像しながら、思考を自分の武器にしていく。それが、フェルミ推定における最大の学びです。

~お知らせ~

株式会社エービーエフキャピタルのメンバーがそれぞれ日々気になる事、書籍、日々の悩み等何気ないテーマから、経営戦略や投資実行等の広くビジネスに生かせる話題に至るまで、戦略コンサルタント、ファイナンスプロ、データアナリストのプロフェッショナルが多角的な視点で語るトーク番組です。毎週火曜日配信です!

パーソナリティー:

熊原 充志(株式会社 ABF Capital代表取締役)

東京大学理学部物理学科卒業後、同大学院理学系研究科物理学専攻に進学し、宇宙物理学を専攻。

新卒でBCGに入社、メーカー・ファンド・製薬・通信会社などの業界を担当。

その後アドバンテッジパートナーズに入社し、多様な領域への投資を実行。

伊達 慶明(株式会社 ABF Capital取締役)

京都大学農学部応用生命科学科卒業後、同大学院農学研究科に進学し、生命科学を専攻。

新卒でBCGに入社、通信・メディア・物流・電力・産業材など幅広い業界を担当。

一貫してビックデータ・地図を扱った戦略の立案を行う。

中野 拓真(株式会社 ABF Capital取締役)

東京大学理学部地球惑星物理学科卒業後、同大学院理学系研究科地球惑星科学専攻に進学し、気象学を専攻。

新卒でBCGに入社、小売・エネルギー・通信会社などの業界を担当。

経営戦略の立案だけでなく、成果の創出までクライアントを幅広く支援。

番組プロデュース:株式会社サンキャリア

カバーアート制作:小野寺玲奈

番組へのご感想、メッセージ等、noteでコメントどしどしお待ちしております!

https://note.com/dailylife_fund/n/n343061733112

株式会社 ABF CapitalのHP

https://www.abf-cap.com/

ファンドマンの日常Twitterアカウント(@dailylife_fund)です。

また、Apple Podcastで聴いている方は是非とも評価とレビューを書いてください!配信の励みになりますのでどうぞ宜しくお願いいたします!

ファンドマンの日常のTwitterアカウント(@dailylife_fund)です。是非フォローしてください!

#投資 #経営 #経営戦略 #ビジネス #ファイナンス #ファンド #コンサルタント #外資系 #データアナリスト #東京大学 #京都大学 #東北大学 #京大 #東大 #宇宙 #生命科学 #気象学 #エネルギーシステム #マネジメント #マーケティング #ポッドキャスト #podcast #スタエフ #standfm #音声配信 #マイナースポーツ #ポケモン #育休 #子育て #男性育休 #イクメン #中小企業診断士 #リモートワーク #DD #デューデリジェンス #PEファンド #科学 #ウルトラマン #サッカー #横浜Fマリノス #ファン #サポーター #フレーバーマトリックス #化学 #フードトラック #キッチンカー #飲食店 #職人 #シェフ #ソムリエ #慶応大学 #財閥 #口コミ #クチコミ #山手線 #東京メトロ #都営地下鉄 #SNS #株式会社 #会社 #起業 #音楽家 #ワイン #SDGs #インターン #コンサル #サウナ #サウナイキタイ #サ活 #水風呂 #BCG #就職活動 #組織運営 #データコンサルティング #セイバーメトリクス #フレームワーク #構造化 #中学受験 #料理人 #パティシエ #美食家 #ピーキング #駅伝 #陸上 #箱根駅伝 #宇宙人 #フェルミ推定 #世界史 #開業支援 #店舗運営 #韓流コンテンツ #小売店 #クレヨンしんちゃん #野原ひろし #映画 #経営者 #投資家 #資金調達 #鬼滅の刃 #物理学 #コンサルファーム #漫画 #睡眠 #音楽 #エービーエフキャピタル