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第45回『空想の世界に思いを馳せる事で人生が豊かになる!(後編)』というテーマで株式会社エービーエフキャピタルのメンバーが多角的な視点で語ります。

【ハイライト】

・メンバー自身の『マイルール』を語る(信号機/タクシー/タイル踏み/ゾロ目/ノート/ジャケット/ワイシャツ/半ズボンマン/真冬にビーサン)

・日々の仕事で非科学的(不思議)な体験をしたことある?

・コンサルタントはエセ科学なのか論

・DD(デューデリジェンス)は本当に意味あるのか?

・日本の今後のPEファンド業界を語る

・コロナで実感した経済の未来予測がいかに難しいかについて

・キツネに思いを馳せましょう

番組で取り上げました『日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか』(内山 節 著 講談社現代新書)のリンクはこちらです。

https://www.amazon.co.jp/dp/4062879182

番組で取り上げました『異人論―民俗社会の心性』(小松 和彦 著 青土社)のリンクはこちらです。

https://www.amazon.co.jp/dp/B000J6T0B0

番組で取り上げました『空想科学読本』(柳田 理科雄著 メディアファクトリー)のリンクはこちらです。

https://www.amazon.co.jp/dp/4889919104

番組で取り上げました「ソドムとゴモラ」の概要についてはこちらです。

https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00268/062100004/

番組で取り上げましたポッドキャスト「ゆる言語学ラジオ」のリンクはこちらです。

https://open.spotify.com/show/3nBZ3AgBAfSYdHbpJflIHZ

なぜか守ってしまう「訳の分からないマイルール」

今回の冒頭では、メンバーがそれぞれ無意識に守っている「マイルール」について話が盛り上がりました。例えば「信号は絶対守る」「ノートの1ページ目は使わない」「ゾロ目の数字が気持ち悪い」など、他人には説明しづらいけれど、自分にとっては譲れない感覚。こうしたマイルールは幼少期の癖や自分なりの美意識から生まれており、それぞれが持つ“心の整え方”とも言えるかもしれません。非合理に見えても、人間らしさを構成する重要な要素です。

科学では測れない“信頼”の正体と、ビジネスにおける偶発性

後半では、「仕事における信頼はどう築かれるのか」というテーマに話題が移ります。戦略的に信頼を構築しようとしても、実際には偶発的なタイミングや相手の気分、場の空気に左右される部分が大きく、再現性は乏しいという共通認識が語られました。たとえ事前に緻密な準備をしても、クライアントが最初から怒っていたらどうしようもない。そんな“不確実な現場”の積み重ねの中で、やがて信頼はにじみ出てくるというリアルな感覚が共有されました。

デューデリジェンス(DD)って本当に意味あるのか?

ファンド業界の話題では、「DD(デューデリジェンス)はどこまで本質的な意味を持っているのか?」という鋭い問いが投げかけられました。買収前提で話が進むことが多い中、DDは“買うためのロジック作り”に使われていることも多く、実態と乖離した形だけの検証になってしまうケースも少なくありません。大規模ファンドが案件を取り合う中で、DDの本来の目的や有効性に疑問が生じている現状が率直に語られました。

将来予測の難しさ:コンサルタントが外した「コロナ予測」

話題は「予測の不確実性」にも及びます。コロナ初期に、緊急事態宣言が夏までには終わると予測したものの、実際には数年間続くパンデミックになったという“答え合わせ”も紹介されました。かつてマッキンゼーが「携帯電話は200万台程度しか普及しない」と予測したエピソードも登場し、未来を見通すことの難しさがユーモラスに語られました。結局、正しい予測とは「意思決定に意味があったかどうか」で判断されるのかもしれません。

空想と科学のあいだで:狐に騙されなくなった日本人

対談の終盤では、伊達が読んできた「日本人はなぜ狐に騙されなくなったのか」という本を紹介。科学的合理性が進む中で、非科学的な文化や伝承が急速に失われている現代。それでも“空想”や“物語”に思いを馳せる力こそが、料理、アート、ビジネスにおいて創造性やストーリーを生み出す重要な要素ではないかという意見で一致しました。人間は常に“ロジックだけでは語れないもの”と共に生きているという気づきが、議論を通じて浮かび上がってきました。

科学と空想、合理と偶然。どちらも私たちの生活を豊かにする二つの軸であり、どちらか一方では語りきれない世界がある——そんな気づきを得た今回の対談でした。次回も、日常の裏側を深掘りする“ファンドマンの日常”をお楽しみに。

~お知らせ~

株式会社エービーエフキャピタルのメンバーがそれぞれ日々気になる事、書籍、日々の悩み等何気ないテーマから、経営戦略や投資実行等の広くビジネスに生かせる話題に至るまで、戦略コンサルタント、ファイナンスプロ、データアナリストのプロフェッショナルが多角的な視点で語るトーク番組です。

パーソナリティー:

熊原 充志(株式会社 ABF Capital代表取締役)

東京大学理学部物理学科卒業後、同大学院理学系研究科物理学専攻に進学し、宇宙物理学を専攻。

新卒でBCGに入社、メーカー・ファンド・製薬・通信会社などの業界を担当。

その後アドバンテッジパートナーズに入社し、多様な領域への投資を実行。

伊達 慶明(株式会社 ABF Capital取締役)

京都大学農学部応用生命科学科卒業後、同大学院農学研究科に進学し、生命科学を専攻。

新卒でBCGに入社、通信・メディア・物流・電力・産業材など幅広い業界を担当。

一貫してビックデータ・地図を扱った戦略の立案を行う。

中野 拓真(株式会社 ABF Capital取締役)

東京大学理学部地球惑星物理学科卒業後、同大学院理学系研究科地球惑星科学専攻に進学し、気象学を専攻。

新卒でBCGに入社、小売・エネルギー・通信会社などの業界を担当。

経営戦略の立案だけでなく、成果の創出までクライアントを幅広く支援。

蔡 亮成(株式会社 ABF Capital取締役)

東北⼤学⼯学部機械知能航空⼯学科、同⼤学院⼯学研究科に進学し、エネルギーシステムマネジメントを専攻。

新卒でBCGに入社、⼩売・通信・保険・パブリックセクター等幅広い業界のプロジェクトを担当。

事業戦略及び事業計画策定のコンサルティング、マーケティングを⽀援。

番組プロデュース:株式会社サンキャリア

カバーアート制作:小野寺玲奈

番組へのご感想、メッセージ等、noteでコメントどしどしお待ちしております!

https://note.com/dailylife_fund/n/n7597fe315870

株式会社 ABF CapitalのHP

https://www.abf-cap.com/

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