第69回『この世にあったら面白い飲食店と繁盛店の収支計画を考えよう!(後編)』というテーマで株式会社エービーエフキャピタルのメンバーが多角的な視点で語ります。
【ハイライト】
・テレビ千鳥のガマン飯を語る
・永松が考える『こういうお店を作ってみたい!』(トルコ料理)
・トルコ料理がなぜ世界三大料理に選ばれているかを語る
・メンバーが考えた繁盛店の収支計画を語る(客単価/原価/回転数/営業日/粗利/給与/消耗品/集客方法)
・飲食店でとるべき人材確保戦略を語る
・飲食店の理想的な収益スタイルは?(サブスク?高付加価値店?)
・時間帯によって変わる客層の違いを語る
・ペルソナの具体化vs希少価値人材の確保の難しさ
・『ハリーポッター』『ワイルドスピード』『ロッキー』をエンタメ飲食店で注文したら?
・リーズナブルな価格vs広がる顧客ターゲット
究極の「我慢飯」体験はエンタメになるか?
冒頭では、「我慢してから食べる牛丼」のネタを引用し、「食べるまでのプロセス」自体をエンタメにできないかという視点が語られた。香りや映像、音など五感を刺激しながら“待たせる演出”を加えることで、料理そのものの価値を高める手法が検討された。映画『ゼログラビティ』のように「静けさ」や「無音」すら演出の一部に変える可能性にも言及し、食とエンタメの融合が持つ可能性に熱が入る。
「世界三大料理」トルコの魅力と謎に迫る
話題は一転して「トルコ料理」へ。三大料理に名を連ねながらも、日本では知名度が低いというギャップに注目が集まった。家庭料理にとてつもなく手間がかかる文化背景や、トルコワインが国内消費率ほぼ100%という事実に驚きの声が。女性の社会進出の遅れが料理の複雑化に影響しているという社会的背景も議論され、食文化は単なる味や見た目ではなく、その国の構造を映す鏡であるという視点が示された。
キッチンカーはビジネスとして成り立つのか?
本題ともいえる「食ビジネスとして何がリターンを出せるか?」という議論では、まずキッチンカーが取り上げられた。初期投資や原価、客単価3万円モデルでの粗利シミュレーションがなされ、仮に10台展開できれば年6,000万円以上の利益が見込める可能性も示唆。ただし、車の設備費用、料理人確保、メンテナンスなど現実的な壁もあり、「夢はあるが難度も高い」という結論に。
学生向け「サブスク定食屋」は親世代に刺さる?
もう一つの案は学生向け「月額定食屋」。月2万円を親が支払うモデルとし、ターゲットを親に絞ったマーケティング戦略で展開できるのではないかという案が浮上した。夜の営業に特化し、学生と社会人を時間帯で分けて収益化する構想も。ただし、都心での集客限界や回転率の課題、スケール展開の難しさが指摘され、利益率よりも“剥離多売”なモデルになるリスクも考慮された。
「映画×料理」の新ジャンルは成立するのか?
料理と映画を掛け合わせた「シネマコース料理」なるコンセプトも話題に。映画の世界観に合わせた料理を出すエンタメ型レストランだ。例えば『ワイルドスピード』なら肉と炭酸、『ロッキー』なら質素なプロテイン系料理など、想像は膨らむ。ただし、ターゲット層の狭さや、リピート率の低さ、調理人のスキル幅の広さなど実行時のハードルが多い点も議論された。
最も現実的な案は“高単価ピザレストラン”?
最終的に「現実的かつ利益性が高い案」として浮上したのが“高単価ピザレストラン”。1人前1.5万円のコース形式で、原価率20%と収益性が高いことが魅力。職人の確保は必要だが、パスタやピザ文化が日本に浸透している点、若年層から富裕層まで幅広い層へのアプローチが可能な点で最も“事業化”に近いという評価に落ち着いた。最後は「共感してくれるピザ職人求む!」という半ば本気の呼びかけで締めくくられた。
~お知らせ~
株式会社エービーエフキャピタルのメンバーがそれぞれ日々気になる事、書籍、日々の悩み等何気ないテーマから、経営戦略や投資実行等の広くビジネスに生かせる話題に至るまで、戦略コンサルタント、ファイナンスプロ、データアナリストのプロフェッショナルが多角的な視点で語るトーク番組です。
パーソナリティー:
熊原 充志(株式会社 ABF Capital代表取締役)
東京大学理学部物理学科卒業後、同大学院理学系研究科物理学専攻に進学し、宇宙物理学を専攻。
新卒でBCGに入社、メーカー・ファンド・製薬・通信会社などの業界を担当。
その後アドバンテッジパートナーズに入社し、多様な領域への投資を実行。
伊達 慶明(株式会社 ABF Capital取締役)
京都大学農学部応用生命科化学科卒業後、同大学院農学研究科に進学し、生命科学を専攻。
新卒でBCGに入社、通信・メディア・物流・電力・産業材など幅広い業界を担当。
一貫してビックデータ・地図を扱った戦略の立案を行う。
中野 拓真(株式会社 ABF Capital取締役)
東京大学理学部地球惑星物理学科卒業後、同大学院理学系研究科地球惑星科学専攻に進学し、気象学を専攻。
新卒でBCGに入社、小売・エネルギー・通信会社などの業界を担当。
経営戦略の立案だけでなく、成果の創出までクライアントを幅広く支援。
蔡 亮成(株式会社 ABF Capital取締役)
東北⼤学⼯学部機械知能航空⼯学科、同⼤学院⼯学研究科に進学し、エネルギーシステムマネジメントを専攻。
新卒でBCGに入社、⼩売・通信・保険・パブリックセクター等幅広い業界のプロジェクトを担当。
事業戦略及び事業計画策定のコンサルティング、マーケティングを⽀援。
番組プロデュース:株式会社サンキャリア
カバーアート制作:小野寺玲奈
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