第80回『今隣の会議室の話を盗み聞きしているんだけどミーティングの内容がギラギラしているんだが共有してもいいですか?(第1回、前編)』
他の会社やあまり接点のない関係者の会議をなかなか盗み聞きする機会がないからこそ、「空想で会議を進めてみたら面白いのでは?」との思いで始めた新企画、『今隣の会議室の話を盗み聞きしているんだけどミーティングの内容がギラギラしているんだが共有してもいいですか?』略して #カイギラ
・同じ会社だけど違う部署の社員の会議
・同じ会社だけどとても偉い人たちの会議
・都内の貸し会議室でたまたま居合わせて聞いている会議
・コワーキングスペースの隣の会議ブースでやっている会議
などなど、会議の盗み聞きの場面をみなさんも空想して聞いてみてください!
【会議盗み聞きポッドキャスト 通称 ”カイギラ” の掟】
・毎回何という名前の会社かをファシリ担当のメンバーが決める
・会議に参加するメンバーの役職も収録の中で自由に決める
・台本無しで、アドリブで会議する
・今まで出てきた架空の会社でするかも?(笑)
・会議のアジェンダは収録開始までファシリ担当しか知らない
【会議概要】
・ファシリテーターは熊原です
・株式会社PPA(架空)の事業概要とは?
・それぞれの事業の担当課長から現状報告(ワイン/出版/不動産)
・円安の影響によるワインの輸入価格の高騰について
・40代50代男性をユニバースとした場合のシェアはどれくらいとれているか?(笑)
・出版業界のDXは何が出来るか?
・飲食業界での不動産トータルソリューション事業とは?
・自社がIPO出来るかを監査法人の方から一言アドバイス
3事業のポートフォリオを俯瞰――卸・出版・不動産の現在地
本会議は、架空の企業「株式会社PPA」が上場を目指す中長期戦略をメンバーで議論するという形式で展開された。PPAはワイン卸、出版、不動産という3つの異なる事業を運営しており、それぞれの担当者が現状と課題、今後の方向性を発表する形となった。まずワイン卸はフランス・イギリスからの輸入を軸とし、品質に対する信頼とインポーターとの強固なネットワークが武器。出版はワインとのシナジーを狙ったニッチな書籍展開を進め、不動産は港区・中央区に保有するビルを活用し、飲食店支援型の新戦略も視野に入れている。
好調なワイン事業、鍵は“マイナーワイン市場”と“価格転嫁”
ワイン事業は現状もっとも収益を上げている柱。高価格帯ワインが日本市場で人気を集める中、フランス・イギリス中心の仕入れから、ブルガリアなどの新興産地へとポートフォリオを拡大する方針が語られた。課題としては、円安や仕入れコスト高による利益圧迫と、それに対応する価格転嫁。担当のサイ氏は、「今のうちにキャッシュを使って安定的な仕入れルートを広げることが重要」とし、独自性ある商品ラインを強調した。
出版事業のDXは急務――“Kindleで5%成長”への挑戦
出版は現在、PPAの中でも小規模な事業。イギリスワインの歴史など専門的な書籍を展開しているが、マーケティングの弱さとDXの遅れが課題。担当の中野氏は、「まだ電子書籍も未対応。紙しかやっていない」と明かし、Amazon KindleやDマガジンへの展開が急務だと語った。加えて「ペルソナ設定が広すぎる」「ターゲットのシェアが曖昧」との指摘もあり、より具体的な戦略と数値管理が求められている。
不動産事業は“飲食業向けトータルソリューション”へ進化
不動産部門は、都心の商業ビル4棟を活用し安定した収益を得ている。しかし単なる賃貸にとどまらず、テナントの内装支援や工事圧戦など、飲食店向けの“トータルソリューション”を提供する新たな展開も議論された。パートナーとなる内装業者の選定や提携スキームなど、今後の収益多角化に向けた構想が共有された。「内装事業を抱えるか否か」などの議論も今後の重要テーマとなりそうだ。
IPOを見据えた準備も加速――内部統制・監査法人・主幹事証券の整備へ
PPAは上場準備を進めており、現在は“N-2”フェーズ。内部監査人の設置や定款変更(監査等委員会設置会社化)、主幹事証券との連携が急務となっている。会議では監査法人役として伊達氏が登場し、現状の課題と今後のマイルストーンを共有。「DX・M&Aの強化がカギ」とされ、IPOへ向けて企業体制を整備していく必要性が確認された。
“会議型ポッドキャスト”の可能性――日常を舞台にした企画の手応え
今回の会議体スタイルのポッドキャスト収録は、普段の雑談形式とは一線を画し、「実際の会議のようなリアリティ」と「キャラクターの立ち方」に好感触があった。メンバー間での緩やかなツッコミや“ユニバース”用語の多用など、楽しみながら議論が深まる展開となった。今後も“ファンドマンの日常”という舞台設定を活かした、アドリブ会議企画や架空企業設定シリーズなど、構成を意識した番組展開の可能性が期待される。
~お知らせ~
株式会社エービーエフキャピタルのメンバーがそれぞれ日々気になる事、書籍、日々の悩み等何気ないテーマから、経営戦略や投資実行等の広くビジネスに生かせる話題に至るまで、戦略コンサルタント、ファイナンスプロ、データアナリストのプロフェッショナルが多角的な視点で語るトーク番組です。
パーソナリティー:
熊原 充志(株式会社 ABF Capital代表取締役)
東京大学理学部物理学科卒業後、同大学院理学系研究科物理学専攻に進学し、宇宙物理学を専攻。
新卒でBCGに入社、メーカー・ファンド・製薬・通信会社などの業界を担当。
その後アドバンテッジパートナーズに入社し、多様な領域への投資を実行。
伊達 慶明(株式会社 ABF Capital取締役)
京都大学農学部応用生命科化学科卒業後、同大学院農学研究科に進学し、生命科学を専攻。
新卒でBCGに入社、通信・メディア・物流・電力・産業材など幅広い業界を担当。
一貫してビックデータ・地図を扱った戦略の立案を行う。
中野 拓真(株式会社 ABF Capital取締役)
東京大学理学部地球惑星物理学科卒業後、同大学院理学系研究科地球惑星科学専攻に進学し、気象学を専攻。
新卒でBCGに入社、小売・エネルギー・通信会社などの業界を担当。
経営戦略の立案だけでなく、成果の創出までクライアントを幅広く支援。
蔡 亮成(株式会社 ABF Capital取締役)
東北⼤学⼯学部機械知能航空⼯学科、同⼤学院⼯学研究科に進学し、エネルギーシステムマネジメントを専攻。
新卒でBCGに入社、⼩売・通信・保険・パブリックセクター等幅広い業界のプロジェクトを担当。
事業戦略及び事業計画策定のコンサルティング、マーケティングを⽀援。
番組プロデュース:株式会社サンキャリア
カバーアート制作:小野寺玲奈
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