Listen

Description

<アクションとモビリティ>
:モビリティの種類
モビリティとは、機動性のこと。
大別すると、運動能力か、身体操法か、(気配による)反応の早さ、この三つである。
高めるべきモビリティは四つある。
単なるモビリティ、アクション・モビリティ、シャドー・モビリティ、立回りモビリティ
:単なるモビリティ
1)運動能力として機動性
これはスポーツ的なトレーニングで獲得できる類の機動性のこと。
いわゆるアジリティと呼ばれる敏捷性を鍛えるトレーニングなどが該当するだろう。
モビリティとの違いは、アジリティがちょこまかと小刻みに動くのに対し、モビリティは躯体そのものが体勢をあまり変えずに高速移動するイメージ。
アクション表現の場合は、まさにモビリティに相当する。
:アクション・モビリティ
2)アクション・モビリティ
=全身・各部のモビリティ+合わせるための制御力
制御力がなければ、合わせることができない。
ただし合わせる能力自体は、アビリティである。
全身のモビリティとは、まさに躯体の機動性。体全体を高速で移動させることを指す。これがあることで、あらゆる表現の要求に対応が可能となる。
各部のモビリティとは、四肢の機動性のこと。つまり手足を自在に高速で動かせることを意味する。具体的には打撃技としての四肢の使い方、その速さと制御力を攻撃・防御ではなく、機動性と捉える概念である。
:シャドー・モビリティ
3)シャドー・モビリティ
立回りにおけるモビリティを高めるため行っていること=身体操法系
=運動量操作法は全て間接的に該当
自者運動量保存原則=運動量を保存することで、相手のモビリティを妨げない。
自者運動量発生原則=リアクションなどで、相手に負担をかけないことで、その前後の相手のモビリティーを妨げない。
:立回りモビリティ+まとめ編
4)立回りモビリティ
立回りを滑らかに行う力=通常は「流れ」などと呼ばれる。
チャンバラ技術を受け継いでいる人は有しているし、問題なくできるが、そうでない人はこれができないので一発で素人ということがバレてしまう。
例:足捌き
足捌きができていない→バタバタしている。
力が入りすぎ
振り付けで、いっぱいいっぱい
高低差などがハンデとなっている