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IMPACTISM “OUR FUTURE”は慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート(KGRI)による2040独立自尊プロジェクトによって生まれた、学生による番組です。2040年には未だ人類が経験したことがない超高齢社会が到来し、私たちの生活はもとより、国の基盤も揺るがすような危機に直面すると考えられています。この「2040年問題」に対して、大学での学びが将来どこに結びつくのか、未来を担う学生の目線で今とこれからを発信していきます。

Season2 第4回では、学部4年の小栗章太郎さんが、"外国語学習"をテーマにお話しします。

私たちは一体なぜ、外国語を勉強するのでしょうか?学校や職場で英語が必要とされているから、という説明だけでは納得できない気がします。そもそも、これから機械翻訳が加速度的に発達していく状況で、多大な時間と労力を費やして外国語を学ぶ意味などあるのでしょうか?今回はこれらの問いに答えるヒントと、「外国語学習の意味がこう変わるかもしれない」という可能性を提示します。

時事トピックスは、"自衛"についてです。特にインターネットに関する事例を取り上げながら、身近すぎて軽視しがちなリスクから身を守る方法についてお話しします。

目次

0:02- オープニング

1:12-わたしたちと外国語との出会い

3:23- 問題提起「機械翻訳の時代に外国語を学ぶ意味はあるのか?」

5:03- 外国語を学ぶ意味1:目的を持つ

7:26- 外国語嫌いな人のために

8:42- 変化する外国語学習の在り方

10:10- 外国語を学ぶ意味2:思いやりを持つ

11:41- それでも外国語が嫌いな人へ

14:20- 私の外国語学習歴

15:59- 外国語嫌いから外国語好きへ

17:52- 驚きとかわいさに満ちた言葉の世界

19:13- 「共通の趣味」を突破口にする

21:18- 今日の気になるトピックス「自衛について」

27:15- 結びの挨拶

本文

突然ですが、あなたは外国語の勉強が好きですか?日本の学校では、多くの生徒が中学から高校まで英語を勉強し、大学では「第2外国語」として英語以外の言語をもう1つ履修します。「ゲーム」や「コンピュータ」など日常には外来語が溢れていますが、初めて「外国語」として意識したのは中学へ上がって英語に出会った時ではないでしょうか。その出会いは、あなたにとってどのようなものでしたか?

私の予想では、おそらく外国語はあまり良い印象を持たれていないと思います。当たっているでしょうか?確かに英語は覚えることが大変多く、不規則な変化も多いためアレルギーを起こしてしまう方もいると聞きます。大学でも、第2外国語はみんなの嫌われ者です。出席は取られるし、辞書は重いし、ネイティブの先生は日本語を話してくれないし、正直興味ない。こんな空気が教室中に充満しています。米国現代語文学協会によると、アメリカの大学でも外国語履修者数は2009年をピークにどんどん減少しており、外国語嫌いは日本だけではないようです。

そもそも、機械翻訳が着実に発達しつつある現代において、あえて多大な時間とお金と労力をかけてまで外国語を学ぶ意味とはなんでしょうか?…

続きは音声で、もしくはIMPACTISMのWebサイト上にて全文を確認いただけます:https://impactism.jp/category/podcast/

※記事の掲載まで時間を要する場合がございます。ご容赦くださいませ。