【源氏物語はどう現代に伝わった?写本と文献学の話】
今回は、源氏物語の「写本」と「文献学」のお話です。
紫式部が書いた原本は残っておらず、私たちが読める『源氏物語』は、後の人々が手書きで写した「写本」によって伝わっています。
中でも、歌人・藤原定家が作成した「青表紙本」は、原文にもっとも近いとされる重要な資料です。
写本とは何か?
そして、どのようにして「本当の源氏物語」に近づこうとしてきたのか?
写本を通して物語を守った人々の努力と、印刷技術の変遷にも触れながら、千年を超えて読み継がれる文学の裏側に迫ります。