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人類が約6万年前にアフリカを出て世界中に拡散した「グレートジャーニー」の謎を、千葉大学の佐藤大気特任助教らの研究が解明しています。研究チームは、脳の神経伝達物質の放出に関わる「VMAT1」遺伝子に注目しました。この遺伝子は人類の歴史で2度変異しており、特に2度目の変異(約10万年前)は、不安を感じにくく好奇心が強い性格を生み出しました。この変異は、祖先がアフリカを飛び出した時期と一致し、アフリカ外で高頻度で見られます。また、集団内では慎重派(不安を感じやすい)と冒険派(好奇心が強い)の両方のタイプが10万年間維持されており、これは人類が絶滅を免れながらも新たな土地を開拓するために重要だった「平衡選択」の証拠とされています。

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