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2024年5月30日
マーシーこと田代まさし氏と株式会社OMECOの商標異議申立バトルを紹介します。最近当番組で多く扱ってきた他人の肖像とパブリシティ権も絡む事件です。異議申立の書面も一部公開します。どのニュース媒体も取り上げていない完全一次情報をお届けします。
 
[商標解説]
02:05 
事業パートナーは、田代まさし氏
→経緯を順を追って説明すると、昭和レトロブランドMARCY’Sをリバイバルすべく、(株)OMECOと田代まさし氏がタッグを組んだ所から始まります。具体的には、商品のデザインや製造のみならず、販売ウェブサイト運営もOMECO社が行い、YouTube番組では田代氏とOMECO社長が共演しています。その上で、商標登録についてもOMECO社が出願し、特許庁によって商標登録が認められました。
 
06:46 
寝ミミに水!“私は何ら承諾していない”
→MARCY’Sブランドの商標登録に対して異議あり!異議を申し立てたのは、田代氏です。どうやら商標登録の後に両者は仲違いしたようです。OMECO社長へのインタビューにより、背景事情を聞き取りしました。その事情に基づくと「承諾があった」と評価し得るのではないでしょうか。
 
13:52 
審査官が問題視したのはイラスト部分のみ!?
→今回の商標登録前の審査段階で審査官は、今回の商標のうち、「MARCY’S」の部分でなくイラスト部分が田代まさし氏の肖像を容易に想起させる旨の指摘をし拒絶しました。関連する事例として、他の著名人・芸能人をモチーフとするイラストについての審査例を紹介します。
 
[おまけ]
22:55 
印鑑不要だと他人が承諾書作れちゃう問題
→特許庁はデジタル社会への対応等の理由から令和2年12月28日以降多くの手続の印鑑(サインも)不要としたため、芸名や肖像の承諾書については印鑑不要となりました。この法改正により、今回争いとなっているような問題が起きることをオカムラは懸念しておりましたが、やはり起きてしまったようです。。
 
[参考情報]
▼週刊女性PRIME「田代まさし、5度の薬物逮捕から“マーシーズグッズ”と共に復活へ!「鈴木雅之の隣で歌いたい」語った『ラッツ&スター』再集結の最終目標」
https://www.jprime.jp/articles/-/27047?display=b
 
▼特許庁「特許庁関係手続における押印の見直しについて」
https://www.jpo.go.jp/system/process/shutugan/madoguchi/info/oin-minaoshi.html
 
▼【著作権?肖像権?】違法性の境界と著名人のキャラデザ問題_ゆるカワ商標ラジオ#143
https://bran-design.jp/topics/blog/2410/