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【「この世に真実などない。あらゆる物事は、その内に外に”数限りない物語”を秘めている。そして、その物語は、人間様中心の妄想であるという意味で、”全て等価”なのである。だから何を考えても許される。これが当ブックシリーズの編集ポリシーだ。妄想にタブーなし!」】(『危ない1号』第1巻「はじめに」より)



【『権威の頂点』と『弱者』を同じレベルで茶化した場合、『弱者』のほうにはるかにダメージが行くのは自明だ。「等価である」と青山が言う時の視線は、自分の行為にしか向いておらず、社会構造の非対称性は一切無視されている。】(野間易通『実録・レイシストをしばき隊』より)



「悪趣味系」(≒鬼畜系、バッド・テイスト、電波系)というカルチャーが90年代を主に流行した、ということをご存知でしょうか。

ドラッグ、ゴミ漁り、特殊AV、シリアル・キラー、死体写真、奇人変人、身体改造、一般的には失敗作、評価されていない極端な表現を持った映画や漫画…等を取り上げていく文化です。

東京2020オリンピック・パラリンピック大会において音楽を担当する予定であった小山田圭吾氏が辞任した理由となった、90年代に発行された雑誌(ROCKIN'ON JAPAN、Quick Japan)での「いじめ」についての発言の背景には、こうしたカルチャーの影響があったと考えることができます。



今回は改めて(リアルタイムではこの文化を経験していないシャークくんが)「悪趣味系」、90年代という時代について情報を整理し、「(無邪気に)消費する」と言う態度について考えます。

また、自分たちも間接的に「悪趣味系」からの影響はあるという認識から、2chなどの匿名掲示板での言説、そしてその想像力から生まれている(と考えられる)、『ゴールデンカムイ』についてお話ししています。



心の砂地 第52回『いかがわしさのススメと葛藤』▶︎Spotify ▶︎Apple podcast

心の砂地 第38回『裁きの程度は』▶︎Spotify ▶︎Apple podcast

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