#29 みんまちトーク『元公務員プランナー対談(3)〜官民双方の立場を経験しているからこそ出来ることがあるのではないか?!』
この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称JSURP(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。
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第29回は、前々回、前回に引き続き、株式会社PASCOの安藤裕之さん、株式会社石塚計画デザインの若島慎平さんをゲストにお迎えした、元公務員プランナー対談シリーズの第3回目、最終回です。Jsurp本部での収録。パーソナリティはJsurp理事の小泉瑛一さんです。行政マン、民間の都市計画プランナー、双方の立場を経験した立場ならではの会話が弾みます。前回は今現在のお二人のお仕事、民間に再就職した(転職した)動機等をお話し頂きましたが、最終回はまちづくりの現場の大切さや可能性について、官民双方を経験したお二人だからこその話題が拡がります。是非お楽しみ下さい。
▼話していたことのリンク
株式会社パスコ
石塚計画デザイン事務所
https://ishi-community-design.jp/
えんがわ家
https://engawaya.org/about-us/
認定NPO法人日本都市計画家協会(JSURP)
▼出演者
◆安藤 裕之(株式会社PASCO)
1959年石川県金沢市生まれ。1984年筑波大学社会工学類都市計画専攻(都市交通研究室)卒業。同年、相模原市公園課に配属。以降、下水道、都市計画、区画整理、再開発、交通政策、震災復興支援(大船渡市)、景観政策と地域住民に寄り添ったまちづくり行政を担当。2020年定年退職後、空間情報の(株)パスコに入社後もまちづくりに携わる。
◆若島 慎兵(株式会社石塚計画デザイン事務所)
東京学芸大学教育学部生涯スポーツ専攻卒業。三鷹市役所での勤務を経て、2021年より株式会社石塚計画デザイン事務所に入社。市役所在籍時に一般社団法人ENGAWAを立ち上げ、空き家を改修した地域共生型シェアハウス「えんがわ家」の運営を行っている。地域に入り込みながら、計画づくりやプロセスデザインなど幅広くまちづくりに取り組んでいる。
◆小泉 瑛一(認定NPO法人 日本都市計画家協会 理事)
▼キーワード
えんがわ家/公務員時代の社団法人を設立してシェアハウスをはじめた/公務員時代は「内向き」がち/地域に入らないと良い仕事が出来ないという思い/自分も「現場」が欲しいという感覚/役所の業務としてやるのが普通なのに「自分の事業」にした点/商店街などとの関係性は出来たが/ザ・住宅街の市民生活のリアルな場との関わり合いが無かった/自分のフィールドワークを持つことへのチャレンジ/空き家はたまたま出会った/自分で事業を立ち上げることへの不安感/もともと自分でやるつもりはなかった/プレーヤーを本当は探すつもりだった/そのためにオープンハウスなどで当事者を見つけようと思ったが/ちょっと待てよ、自分が一番当事者じゃなかったという思い/自分でやれよという自問自答/空き家オーナーの思い/立ち上げ時とは異なるパートナーと現在も一緒に運営/地域にいろんなヒトがいることの気付き/地域の建築家に理事になって頂いたり/公務員仲間ではなく興味を持ってくれた仲間と一緒にやっている/(当時も)市役所(の立場)とは切り離してやってみたかった/枠をはずれるということの勇気/大船渡に行ったのは2014年、復興途中ではあったが、がれき撤去は終わった頃/テンションが“下がりはじめた”頃/ハイテンションな初期とは違う空気感の頃/シリアスな課題のみが残った頃に地域に入った経験/そのような頃に大船渡に入ったことによって「地域との繋がり」を知った/本当は定年まで大船渡にいたかったほど/思いが強かった/翻って考えると、役所のなかでも大きな予算の事業を動かせるという満足感はある/一方で大船渡で「地域にコミットする」経験をした/そのあとにJsurpに入った/公務員にしか出来ないことがある/ルールをつくるなど/そう考えると公務員の仕事は面白い/転職は負のモチベーションで行うひとも多いが/公民としてのプライドを持ちつつ転職した/これ以上やりがいのあることがあるのかという思いが(いまでも公務員という職業に対して)ある/(庁内のジョブローテーションによる)経験の蓄積/活かすのは自分次第/今の立場のなかで何が出来るのかということについて考えるとき経験の蓄積が活かされる/いろんな仕事の経験を関係させていけるかどうかは自分自身(次第)/どこかで繋がるもの/楽しみながらいろんな部署で経験してきた/その自分の専門性を伸ばすという思いで役所を飛び出して民間に転職した/立場を越えてコミットしていく/自分を高めるためにも損得越えて/官民双方の立場からの視点/各々の立場の思いや限界/そこをブリッジできるのは官民双方を経験したひとたちではないか/場所としてはえんがわ家みたいな場所かもしれない/それをつなげるのは民間プランナーなのかもしれない/公務員も自由にやれているヒトも苦しんでいるヒトもいるが/スーパー公民/一人の才能におんぶに抱っこでは無く/ナレッジを広げる/公民的まちづくりのナレッジを高め合う場所があれば/まちづくりはヒト/思いを繋ぐこと/市役所に思いがあるヒトがいても担当が変わってしまう/その思いをどう繋いでいくのかがテーマ/そこをブリッジしていけるのは、官民双方の立場を知っていて、特にいま民間にいる自分たちではないか/民から官に行くヒトのほうが多いかも/このシリーズでまた番組をつくってみたい