要約
松原氏と姫先生は「綺麗になるラジオ」の放送内で、OTC類似薬の保険外化に関する質問について議論しました。姫先生は単純に賛成か反対かではなく、医療費削減において優先すべき問題があると指摘しました。
姫先生は、OTC類似薬(特に湿布薬など)の保険外化よりも、現在の医療現場での「検査キット商法」と呼ばれる問題の方が深刻だと主張しました。多くの医療機関では、診察前に症状の詳細な確認もなく、インフルエンザやコロナなどの検査キットを乱用している実態を指摘しました。これらの検査キットは1回4000円程度と高額で、しかも検査の精度や適切なタイミングについての考慮がないまま実施されていることが問題だと述べました。
松原氏は自身の経験として、眼鏡を作るために眼科に行った際、入室前にコロナ検査を受けさせられた例を挙げました。姫先生はこれを「検査キット商法」と名付け、医療機関が検査キットで利益を得ている実態を批判しました。
さらに、姫先生は不必要な血液検査、特にCRP検査の過剰利用についても言及し、これを「CRP商法」と呼びました。症状や他の検査値の方が重要であるにもかかわらず、CRP値だけに頼る診断の問題点を指摘しました。
両者は、OTC類似薬の保険適用については、医師が必要と判断した薬は保険適用のままにし、患者が自ら希望した薬は自費にするという基準が合理的だと結論づけました。これはジェネリック医薬品を選択しない場合の差額負担と同様の考え方です。
最終的に、両者は「低価値検査」の問題解決が優先されるべきだと強調し、医師は検査キットに頼るのではなく、症状をよく聞いて診察・診断すべきだと主張しました。
松原氏が視聴者からのOTC類似薬を保険外にすることについての質問を紹介しました。姫先生は単純に賛成か反対かではなく、医療費削減において優先すべき問題があると回答しました。姫先生は「薬だけに着目しているが、先に切るべきものがある」と指摘し、医療財源をより多く消費している問題に目を向けるべきだと主張しました。
姫先生は現在の医療現場での検査キットの乱用を「検査キット商法」と名付けて批判しました。多くの医療機関では診察前に症状の詳細な確認もなく、インフルエンザやコロナなどの検査キットを使用していることを指摘しました。これらの検査キットは1回4000円程度と高額で、検査の精度や適切なタイミングについての考慮がないまま実施されていることが問題だと述べました。松原氏も自身の経験として、眼鏡を作るために眼科に行った際、入室前にコロナ検査を受けさせられた例を挙げました。
姫先生は不必要な血液検査、特にCRP検査の過剰利用についても言及し、これを「CRP商法」と呼びました。症状や他の検査値の方が重要であるにもかかわらず、CRP値だけに頼る診断の問題点を指摘しました。また、前日に別のクリニックで採血したにもかかわらず翌日にまた採血するような無駄な検査の実態も批判しました。
両者は、OTC類似薬の保険適用については、医師が必要と判断した薬は保険適用のままにし、患者が自ら希望した薬は自費にするという基準が合理的だと結論づけました。松原氏は「お医者さんがちゃんと処方したものは保険でいいけど、患者がこれよこせって言ったものは自費」というわかりやすい基準を提案し、姫先生もこれに同意しました。姫先生はジェネリック医薬品を選択しない場合の差額負担と同様の考え方だと説明しました。
最終的に、両者は「低価値検査」の問題解決が優先されるべきだと強調しました。姫先生は医師国家試験にも検査キットの結果だけで診断する問題は出ないことを指摘し、医師は検査キットに頼るのではなく、症状をよく聞いて診察・診断すべきだと主張しました。松原氏もコロナの時期に最終的には検査なしで医師の診断だけでコロナと認定されたことを例に挙げ、同意しました。
チャプターOTC類似薬の保険外化に関する質問 検査キット商法の問題点 不必要な血液検査の問題 OTC類似薬の保険適用に関する提案 低価値検査の問題解決の優先性 行動項目姫先生は「検査キット商法」と「CRP商法」の問題を医療費削減の優先課題として取り上げるべきだと提案しました。 松原氏と姫先生は、医師が必要と判断した薬は保険適用のままにし、患者が自ら希望した薬は自費にするという基準を提案しました。 姫先生は医師が検査キットに頼らず、症状をよく聞いて診察・診断することを推奨しました。 プロジェクト進捗共有/状況報告の概要OTC類似薬の保険適用除外についてより重要な医療費削減対象低価値医療の削減提案対応事項OTC類似薬を一括りにせず、個別の薬剤の必要性を評価する患者要求による薬剤処方時の自費負担制度を検討する検査キット使用前の適切な問診と症状評価を徹底する重複検査や不要な血液検査の削減策を実施する医師の臨床診断能力向上と検査依存からの脱却を推進する