要約
この放送では、マツバラさんとひめ先生が脳の発達と老化に関する最新の研究結果について議論しています。ネイチャーコミュニケーションズに掲載された論文によると、脳の発達と老化には特定の転換点があることが明らかになりました。
ひめ先生は最初に、自身の認識では脳は19歳まで成長すると考えていましたが、新しい研究では29歳まで成長し続け、32歳で安定期に入ることが示されていると説明しました。脳の発達には以下の転換点があります:
マツバラさんとひめ先生は、この研究結果を踏まえて高齢化社会における問題点についても議論しました。特に、日本の平均寿命(女性87.3歳、男性81歳程度)と年金支給開始年齢の引き上げ(75歳)について触れ、脳の機能変化から見ると75歳からの年金支給は現実的ではないという意見で一致しました。
ひめ先生は、66歳から83歳までの期間は、ある程度一定の状態を保ちながらも人生を振り返るような生き方が適しているのではないかと提案しています。
ひめ先生がネイチャーコミュニケーションズに掲載された論文について紹介しました。脳の転換点が9歳、32歳、66歳、83歳にあることが明らかになったと説明しています。ひめ先生は以前、脳は19歳まで成長すると考えていましたが、実際には29歳まで成長し続け、32歳で安定期に入ることが示されていると述べました。
ひめ先生は誕生から9歳までの期間について説明し、この時期にはシナプスの統合と不要な接続の除去が進むと述べました。また、神経細胞体から枝が出て神経線維ができ、髄鞘化が進むことで神経伝達速度が急速に速くなると説明しました。マツバラさんはこの過程を姫先生のブローチに例えて理解を示しました。
マツバラさんは10歳から32歳の間に脳の効率化が進むと説明し、ひめ先生はこれをさらなる髄鞘化の進行と解釈しました。32歳が最も重要な脳の転換点であり、ここから脳は熟成のピークから穏やかな下降に切り替わる時期だとマツバラさんは強調しました。
32歳から66歳までは比較的安定した時期が続くとマツバラさんが説明し、ひめ先生はこの期間は過去の経験を生かしながら活動する時期だと補足しました。
マツバラさんは66歳が3番目の転機であり、脳の白質のボリュームが減少し、認知機能の劣化が加速すると説明しました。ひめ先生はこの時期について「昔のようにできない」と言うのではなく、「また別の楽しみ方がある」と考えるべきだと提案しました。マツバラさんは日常生活での不便さ(靴下が履きにくい、名前を思い出せないなど)について言及しました。
83歳が最後の転換点であり、脳全体の変化よりも特定領域での局所的な変化が目立つようになると説明されました。ひめ先生とマツバラさんは日本の平均寿命と年金支給開始年齢の問題について議論し、脳の機能変化から見ると75歳からの年金支給は現実的ではないという意見で一致しました。
チャプター脳の発達と転換点に関する新しい研究 9歳までの脳の発達 10歳から32歳までの脳の効率化32歳から66歳までの安定期 66歳以降の脳の変化 83歳の転換点と高齢化社会の問題 行動項目ひめ先生は66歳から83歳までの期間は人生を振り返るような生き方をすることを提案しました。