要約
このテキストは、血液型について詳しく説明しています。血液型にはABO型のほかにRH型があり、細かく分類すると実は41種類あること。A型の人は血漿中にB型の抗体を持ち、B型の人は血漿中にA型の抗体を持つこと。O型は他の型の抗体がないため、輸血時にはO型を使うことが多いこと。また、赤血球型と血小板型は関係が逆転することなどを詳細に説明しています。血液型の種類が多く、複雑な仕組みであることが分かります。
チャプター
血液型の種類は思ったより多い
一般に知られているのはABO型とRH型のプラスマイナスくらいだが、細かく分類すると実際には41種類もの血液型がある。RH型も5種類の組み合わせがあり、単純にプラスとマイナスだけではない。
赤血球型と血小板型は関係が逆転する
赤血球の血液型と血小板の血液型は関係が逆転する。例えば、赤血球がB型マイナスなら、血小板はO型マイナスを使う。これは血漿中の抗体の関係で起きる。
ABO型が最も強い抗原抗体反応を起こす
ABO型の抗原抗体の反応が最も強く、不適合の場合は血液が固まってしまう。RH型の反応はABO型ほど強くない。したがって、輸血の際はまずABO型を合わせることが重要。
O型マイナスは他の型との反応が最も少ない
O型は他の型の抗体がないため、輸血時にはO型マイナスを使うことが多い。他の型の血液と混ぜても反応が少なく、安全性が高いため。
行動項目
自分の血液型を調べ、RH型まで特定する。
血液型の種類と特徴について復習する。
輸血が必要な場合、主治医に血液型の詳細を報告する。