【本日取り上げた問題はこちら】https://bbs.icrip.jp/forums/topic/119c-39/
死亡診断書(死体検案書)記入マニュアル
https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/manual_r06.pdf
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■AI要約(誤字はご勘弁ください)
## 第119回医師国家試験注目問題解説【老衰判定のポイント】
**患者概要**
98歳女性、5年前の脳梗塞発症後3年前から寝たきり状態。在宅緩和ケアの方針で、1ヶ月前から食事摂取困難となり2週間前より傾眠状態。家族が呼吸停止を確認した事例。
**診察所見**
・瞳孔散大・心停止確認
・死後4時間経過を示す背部死斑と顎関節硬直
・外傷なく脱水状態
**死亡診断書記載のポイント**
1. **直接死因**に「老衰」が正解(A選択肢)
→ 厚生労働省「死亡診断書記入マニュアル(令和6年版)」に基づき、他に特定すべき死因がなく自然死の場合に適応
2. **脳梗塞**は基礎疾患としてⅡ欄(併存疾患)に記載
3. 「心不全」「呼吸不全」は終末期状態として記載不可
4. 在宅医療の継続(訪問診療)と外傷のないことが検死回避の要件
**社会的背景**
高齢化に伴い老衰死が増加、2022年では日本人の死因第3位。死亡診断書の記載基準が2018年に改正され、医師の適切な判断が求められるようになった。
**試験作成の意図**
・在宅医療現場で実際に遭遇する典型症例
・死後変化の時間的経過(死斑・硬直)の正確な知識
・法令遵守と倫理的判断のバランスを問う