【本日のご質問】
単刀直入に聞いちゃいます!
医師って、看護記録読んでますか?
たけお先生は読んでそうだけど。
看護記録に求めるものって、なんすか??
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《AI要約》誤字はご容赦!
### 医師は看護記録から多角的な患者情報を得る
内科医たけお氏は、医師が看護記録を読むことは極めて重要であると述べています。自身も「かなり隅々まで読んでいる」とし、特に病院勤務の医師の多くは同様だろうと語ります。その理由として、医師よりも看護師や他の医療スタッフの方が患者と接する時間が圧倒的に長く、そこには医師が直接得られない貴重な情報が豊富に含まれているからです。
#### 多職種連携における記録の重要性
* **患者との接触時間の差:** 医師が患者と接するのは、回診など一日に数分程度であることが多いのに対し、看護師は常時患者の状態を観察しています。
* **多角的な視点:** 看護記録に加え、リハビリスタッフや管理栄養士、ソーシャルワーカー、薬剤師など、様々な職種の記録を読むことで、患者を多角的に理解することができます。 例えば、リハビリの進捗、食事の摂取状況、患者の心理状態や家族背景など、それぞれの専門分野からの情報が治療方針の決定に役立ちます。
* **カンファレンスの補完:** 多職種カンファレンスでは時間の制約から全ての情報を共有することは困難です。 事前に各職種の記録を読んでおくことで、より深く議論し、適切な判断を下すことが可能になります。
#### 看護記録から得られる具体的な情報
* **せん妄の評価:** 日中は落ち着いている患者が、夜間にせん妄(意識障害)を起こすことがあります。 夜勤の看護師による記録は、日中の診察だけでは分からない患者の変化を捉える上で不可欠です。
* **痛みの評価:** 緩和ケアなどにおいて、痛みの強さや種類、鎮痛薬の効果などを経時的に把握することは極めて重要です。 看護記録に記された痛みのスケール評価(NRSなど)や、レスキュー(臨時で使う鎮痛薬)の使用状況は、客観的な治療評価に繋がります。
* **患者の生活背景と心情:** カルテには、患者の生活背景、家族構成、心情なども記録されています。 これらの生物学的側面以外の情報も、全人的な医療を提供する上で重要となります。
#### 記録の書き手への要望
氏は、記録は他の職種が読むことを意識し、専門用語や略語の使用は避け、誰にでも分かりやすく書くことが重要だと強調します。 特に、薬の名称は商品名と一般名が混在し混乱を招くことがあるため、統一した表記が望ましいとしています。多職種間の円滑な情報共有が、質の高い医療の提供に不可欠であると結論付けています。