■本日のご質問
副腎機能の低下による気分低下の症状とうつ病の鑑別について、心療内科医師はどのようにご判断をされているのでしょうか。
心理職として、医療を勧める際のファーストチョイスで、気を付けることも同時に教えてくださると助かります。
この放送では皆さまからのご質問・リクエストを大募集しています!こちらのフォームから是非!
(匿名でも可能です)
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■AI要約(誤字はご勘弁ください)
## 放送の要約:副腎機能低下とうつ病の鑑別について
この放送では、心療内科医の竹尾先生が、心理職の方からの「副腎機能低下による気分低下とうつ病をどう見分けるか」という質問に回答しています。
### 1. 心療内科とうつ病、身体疾患の関係
本来、心療内科はストレスからくる身体の病気(心身症)を専門としており、うつ病は精神科の領域ですが、うつ病にも食欲不振や睡眠障害などの身体症状が伴うため、内科を初診する患者は少なくありません。その中で、うつ病と非常によく似た症状を呈する内分泌疾患(ホルモンの異常)を見落とさないことが重要です。
### 2. 副腎不全(副腎機能低下)の診断と鑑別
竹尾先生は、診断には**客観的な血液検査**が不可欠であると強調しています。
* **コルチゾールの測定**: 特に朝のコルチゾール値を測定することが基本です。
* **ACTH負荷試験**: 脳の下垂体から出る刺激ホルモン(ACTH)を外部から投与し、副腎が反応してコルチゾールを作る力を調べる試験です。これにより、副腎自体の機能を正確に評価します。
* **「副腎疲労」への注意**: 医学的な診断プロセスを経ないまま「副腎疲労」という言葉が使われることがありますが、適切な治療(足りないホルモンを補うステロイド治療)に繋げるためには、正確な「副腎不全」の診断が必要です。副腎不全であれば、ホルモン補充によって症状は劇的に改善します。
### 3. 心理職が医療を勧める際のポイント
心理職がクライエントに医療受診を勧める際の「ファーストチョイス」として、以下の点に留意すべきだと述べています。
* **身体疾患の可能性を常に考慮する**: 気分の低下が、内科的な疾患(甲状腺や副腎など)からきている可能性を常に念頭に置き、一度も受診していない場合は強く受診を勧めます。
* **検査の「質」を確認する**: かかりつけ医で「異常なし」とされても、詳細なホルモン検査まで行われていない場合があります。症状が続く場合は、総合内科や内分泌内科がある**総合病院や大学病院**など、専門的な診断ができる医療機関での精査を検討してもらうことが重要です。