本日ご紹介した書籍はこちら
人はどう老いるのか
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000382689
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AI要約
この放送では、内科医のたけおが毎週水曜日に書評を行っています。今回紹介した書籍は、久坂部羊著「人はどう老いるのか」(講談社現代新書)です。
久坂部羊は医師であり小説家として活躍しており、本書は昨年10月に出版された最新刊です。内容は老いや死に関して過激な部分もありますが、現場の医師ならではの体験に基づく示唆に富んでいます。
第2章と第3章は認知症について扱っています。認知症予防に過度な期待を寄せる傾向がある一方で、認知症を許容し上手に生きることの重要性を説いています。
第5章では、がん検診や腫瘍マーカーに対する過剰な不安への警鐘を鳴らしています。
第6章は「死を先取りして考える」ことの大切さを説き、臨終についても家族との対話を促しています。特に高齢者の透析導入については、本人の最善の利益を考えるべきだと指摘しています。
第7章では、健康ビジネスが不安や過度な健康志向にあおっているとし、そうしたビジネスに注意を促しています。
全体として、老いや死に対する考え方を見つめ直すきっかけとなる一冊で、ストレートな言葉遣いながら説得力のある内容となっています。ただし内容が過激な部分もあり、精神状態の良い時に読むことが望ましいとのことです。