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本日ご紹介した論文はこちら

https://www.jclinepi.com/action/showPdf?pii=S0895-4356%2824%2900057-X

京都大学のプレスリリース

https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2024-03-01-0

サイエンスポータルの記事

https://scienceportal.jst.go.jp/newsflash/20240408_n01/

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《AI要約》

内科医のたけお先生は、毎週火曜日に興味深い論文を紹介する機会を設けている。今回は、機能性表示食品に関連する最近の論文を取り上げた。この論文は、たけお先生が長年お世話になっている片岡先生のグループによるもので、機能性表示食品の研究手法や結果の公表方法に問題があることを指摘している。

具体的には、研究で重視する評価項目(プライマリーアウトカム)が当初の設定から変更されている例があり、結論と実際の結果が一致していない「スピン」が32本中26本で認められた。また、企業によるプレスリリースや広告の73%でスピンが見られたという。

たけお先生は、企業がマーケティングの一環としてこうした手法を取ることはわかるが、結果の解釈には慎重さが求められると指摘する。消費者側も、部分的な情報のみに惑わされることなく、全体像を捉える必要があると警鐘を鳴らした。

研究の質や公表の在り方への疑問は、食品分野に限らず様々な研究分野で当てはまる。この論文は、研究のあり方と結果発表の姿勢に一石を投じるものであり、たけお先生自身も研究者の立場から深く共感したという。