Mazda Y, Arzola C, Downey K, et al. Programmed intermittent epidural bolus for labour analgesia: a randomized controlled trial comparing bolus delivery speeds of 125 mL·hr⁻¹ versus250 mL·hr⁻¹. Can J Anesth. 2021; 68: 1234–1252.
Programmed intermittent epidural bolus(PIEB)の注入速度が分娩中の鎮痛に与える影響を検討したランダム化比較試験。
🔹 PIEB注入速度 125 mL/h vs 250 mL/h🔹 対象:初産婦90名(分娩第一期)🔹 共通条件:0.0625%ブピバカイン+フェンタニル2μg/mLを10 mL、40分ごとに自動注入🔹 主な評価:T6以上の感覚ブロックの有無、低血圧の頻度など
📌 注目ポイント・T6以上の感覚ブロック「1回以上」では差なし(60% vs 64%)・25%以上の回でT6以上だった人の割合は有意差あり(31% vs 53%)・低血圧の発生率は、125 mL/h群で有意に低い(11% vs 33%)・痛みの強さ、麻酔薬使用量、患者満足度は両群で同等
📎 臨床への示唆PIEBの注入速度を下げても鎮痛効果は維持され、高位ブロックや低血圧を軽減できる可能性が示されました。PIEBの設定を見直すきっかけになるかもしれません。感想やリクエストなどは「#ワンますラジオ」で!
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