今回のトレードオンの交渉学は日本交渉協会理事の加藤氏をお迎えして「『Why』を多用しない親子コミュニケーション」をテーマにお届けします。親から子どもへの問いかけ方法に注目し、「Why」ではなく「What」の使用のススメを解説いただきました。
子どもが何か問題や悩みなどを抱えたときに、その解決のため「なぜなの?」「どうして?」など親はその理由や背景をまず問いがち。ただ、この姿勢は子どもにプレッシャーを与え、状況が好転しないことも。子どもを動かすために、「Why」に代わる「What」を用いたコミュニケーション術をご紹介します。子どもの対話力を高め、親子関係を深める問いかけを学べる内容です。
◎加藤有祐氏のご経歴
日本交渉協会理事/一部上場企業 子会社 代表取締役社長 兼 CEO
【TODAY’S TOPICS】
◎「Why」と子どもに問いかける(=理由や背景をたずねる)のが好ましくない理由
・責められたり追い詰められたりしてるように感じる。
その結果かえって正直に話しづらくなることも。
→「Why」ではなく「What」で問いかける(=事実や状況をたずねる)質問を
◎「Why」と「What」を多用したコミュニケーションの違いの実践例
・宿題を促すときに「今日の宿題は何?」「何が難しい?」など
・回答のしやすさ・プレッシャーが異なる
→大切なのは目線を子どもと合わせて話しやすい形をつくること
◎「Why」を減らすコツ
1.なぜと聞くのを呑み込む
2.Whatに置き換える練習を
◎「What」の問いかけは子どもの対話力・親子関係の向上につながる
お聴きいただきありがとうございました。日々の交渉やコミュニケーションをより良くしたい方は、「交渉アナリスト」公式サイトもぜひご覧ください。