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3回にわたり扱ってきたグローバル交渉研究 中国編。最終回となる今回は、中国人と日本人、異なる文化背景を持つ者同士で信頼関係を深めていくためにはどうすればいいのかを、有識者へのインタビューから見ていきます。

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【TODAY’S TOPICS】

・日本と比較した際の中国社会の特徴

  1. 個人が持つ権力が大きい

  2. 信用しない前提からの付き合い

  3. 組織への忠誠心より、個人間の関係がつよい

・日本人と中国人で協働関係を構築する方法

→心の通う関係づくり:飲食の場への参加/冠婚葬祭への参加/言行一致/家族交流

→時間とお金を惜しまずに、誠実で平等な付き合いを積み重ねる

→お互いの歴史や文化に敬意を持つ

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◎原田則夫氏のソリッド社再建事例

・ソニー恵州の社長を経てソリッド社(音響設備のOEM)の経営再建を担う

・OEM工場として、ワーストランクから品質もコストパフォーマンスもTOPへ

・従業員の大半を占める「出稼ぎ労働者」の理解に努めた

 →休日を使い、彼らの実家へお金を払いホームステイを実施する生活を何年も続けた

 →「従業員への理解が深まれば、厳しく真剣に接することができる」

・3つのキーワード ①機会均等 ②発展空間 ③志の一致

 →「志を一緒にすれば、対立は乗り越えられる」

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・自己人(ツーヂーレン)から進化させ、共志人(ゴンチーレン)を目指そう

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お聞きいただきありがとうございました。

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