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今回から2回にわたり、グローバル交渉研究/インド編として、インドにおける交渉について扱っていきます。本田技研工業株式会社ご出身の藤崎様をゲストとしてお迎えし、今回はインドでの体験を交渉観点からお話いただきます。

◎藤崎照夫氏のご経歴

1946年/台湾新竹にて誕生

1968年/早稲田大学第一商学部卒業

1972年/本田技研入社

1986~1989年/南西アジア課長

1989~1992年/インド二輪合弁会社Hero Honda共同社長

1992~1996年/本社中南米中近東アフリカ四輪部長

1996~2002年/インド四輪製造販売合弁会社初代社長

2002~2005年/台湾四輪製造販売会社初代社長・会長

2006年1月/本田技研を定年退職

2006~2009年/インド・ビジネスセンターアドバイザー

2009~現在/株式会社サンアンドサンズ顧問、株式会社ネクスト・マーケット・リサーチ顧問、興国インテック株式会社顧問などを務め、主にインドへの進出企業へのコンサル業務、講演、赴任前研修を実施している。

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【TODAY’S TOPICS】

・80年代半ばのインドは第一次自由化の流れもあり、労使間トラブルが多発

・Hero Hondaの駐在責任者として現地でストライキを3か月経験

・国の経済状況や業界の動向など前提となる共通認識を持たない点が特徴的

・直接の交渉だけでなく、地域の市長や町長、家族にも協力を依頼し間接的にも交渉を続けた

・ストライキ終結後、労働者に対する保護の厚い社会情勢の中でも、裁判を経て責任を取ってもらった

・当時インド三悪と呼ばれた高い欠勤率・部品欠品・頻繁な停電

・逆風の環境下でも事業計画を作成し、最後のタイミングまで達成を目指した

・目標を達成したことで、労使間でPDCAの重要性の共通認識ができ、自信も生まれた

・この取り組みがターニングポイントとなり、30万台、50万台、100万台の生産体制につながった

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お聞きいただきありがとうございました。

交渉学についてより詳しい内容をお知りになりたい方は、

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