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今回の内容は、謝罪についてです。

組織の中で重要な役割を担う方々にとって、謝罪は抑えておくべき重要な要素です。

名古屋大学川合教授とともに有効な謝罪のポイントをまとめた研修を元に、お伝えいたします。

◎川合伸幸氏のご経歴

名古屋大学情報学研究科教授・日本交渉協会特別顧問。

日本学術振興会特別研究員、京都大学霊長類研究所研究員などを経て、現職へ。

専攻は比較認知科学・認知科学・実験心理学。

『怒りを鎮める うまく謝る』(講談社)など著書も多数。

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【TODAY’S TOPICS】

◎悪い謝罪の4要素(スタンフォード大学・シューマン Scuman,2014)

・正当化:不快な発言や失言を正当化する

・逆ギレ:被害者を非難する

・弁解:弁解をする

・矮小化:事態の最小化をはかる

◎謝罪行為に対する望ましくない考え方

・謝罪したら負け

・自分に非がない時は謝罪すべきでない

・とりあえず謝るという、その場を取り繕うためだけの対応

◎謝罪行為に対する望ましい考え方

・相手の感情を鎮め、速やかに問題解決の場に相手をナビゲートするビジネススキル

◎良い謝罪の8か条

◇核となる3要素

・自責の念の表出(悔恨)

・責任の自覚(責任)

・補償の申し出(解決策の具体的な提案、補償)

◇付加的な5要素

・そのような行為をするに至った理由の説明(説明)

・今後は適切に振る舞うことの約束(改善の誓い)

・被害者を傷つけたり、不快にさせたことの認識(被害者への労り)

・自分の行為が不適切であったことを認識(不適切な行為の認識)

・赦しを請う(容赦の懇願)

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お聞きいただきありがとうございました。

交渉学についてより詳しい内容をお知りになりたい方は、

「交渉アナリスト」のサイトをご覧ください。