前回紹介した「脅しの原理」に対して、どう対処するべきかをお話する今回。
題して「脅し防衛の原理」。
西郷隆盛や山岡鉄舟といった幕末の志士たちの事例をもとに説明します。
【TODAY’S TOPICS】
・「狂狷(きょうけん)の士」=実行力のある大義に生きる人
※脅しに対しては、舐められてはいけない
・西郷隆盛の話
「正道を踏み國を以て斃るゝの精神無くば、外國交際は全かる可からず。彼の強大に畏縮し、圓滑を主として、曲げて彼の意に順從する時は、輕侮を招き、好親却て破れ、終に彼の制を受るに至らん。」
・「いろは丸事件」弱者ながら脅しを用いて窮地を乗り切った坂本龍馬の事例
・「江戸城無血開城」自らの命を顧みずに西郷隆盛と交渉した山岡鉄舟の事例
・西郷南洲遺訓
「命もいらぬ、名誉もいらぬ、官位や肩書きも、金もいらぬ、という人は、始末に困るものである。だが、このような始末に困る人物でなければ、困難を共にして国家の命運を分けるような大きな仕事を、一緒に成し遂げることはできない。」
・「百万の典経 日下の燈」/今北洪川
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