創立は昭和37年、山陽精密工業としてスタートし、62年を工具一筋で歩んできた。ゼノー工具が制作する工具は、旋盤などの工作機械に取り付けて使う刃物だ。穴を開けたり削ったりする、ドリルやリーマー、エンドミルなどが相当する。そんな切削工具から始まり、大手工具メーカーの特注品、オーダーメイドの特殊工具を作る中で集積した技術力は高く、ある特殊なカッターで、国内で1,2を争う存在となった。工具の名前は、ペレタイザーカッター。
プラスチック原料の樹脂を米粒ぐらいのペレットに加工する工具である。普段知ることのない「工具」の世界、磨き上げられた技術と職人魂、3代目の若きトップ、岸本普一社長 38歳にインタビューです。