大正元年創業の坪井石材店は、岡山市南区箕島で112年の時を歩んできた。坪井建代表で4代目を数える老舗石材店だ。墓石を中心に各種石材加工販売を行っているが、石のことならなんでもどうぞという石のプロフェッショナルである。硬い石と柔らかい石、どこが違うのかというと、水分の吸収率だそうだ。柔らかい石は土中の水分や塩分を吸いやすく、墓石や縁石には向かない。しかし加工しやすく建築やオブジェには多用され、大理石などがよい例だ。庵治石、大島石、万成石など国産石と海外石の特長など、千差万別の石の世界はおもしろい。近年の就活ブームの中の墓じまいなど、石材業界を取り巻く状況は厳しいが、その中にあって4代目は何を思うのか、坪井代表にトップインタビューです。