創業天保８年、1837年の大手饅頭伊部屋は、岡山の銘菓として愛され続けている大手饅頭を作る老舗だ。その昔、京橋町で廻船問屋を営んでいたが、上方で流行るようになった饅頭づくりに商売替えをした。近くにお城の大手門があったことから「大手饅頭」の名が生まれたそうで、今でも売上の９５％がこの商品。手土産に、進物に、家庭用に絶大な人気を誇っている。伝統の製法を守りつつ、クラウドファンディングを活用した新しい取り組みや、倉敷美観地区の大手まんぢゅうカフェのオープンなど話題は尽きないが、大岸常務の語る「大手饅頭今昔物語」が、興味深い。その昔、大手饅頭は真っ白だった！？小さな丸いおまんじゅうに込められた歴史と代々の思い、ぜひお聴きください。
