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Description

津山市神戸に本社工場を構える芦田産業、第2工場と合わせて2拠点で事業を行っている。本社工場は2021年に移転し、まだピカピカの建物だ。芦田産業はモノづくり集団、鉄やステンレスの金属を扱い、薄板板金加工で部品を製造している。作っているのは、主に業務用冷蔵庫の部品で、土台や骨格部分にあたる。いわば、製品の品質を陰で支える縁の下の力持ちという存在だ。もともとは、芦田社長の曽祖父が、久米町で芦田食品工業を起こし、乾麺などを製造していた。ほどなく津山に移転、祖父が事業を転換し広げて、家畜飼料の大麦加工、ふ卵器製造で全国に出荷していたそうだ。しかし、時代の荒波に飲み込まれて倒産、民事再生の道を選択したとき、一本の命綱をたぐり寄せた。それが当時、工場の片隅で細々と行っていた板金加工である。高い技術力と新しい設備投資で、新工場設立から快進撃の芦田壇業、その道のりと会社への思いをトップインタビューです。