前身は、1972年に設立された岡山後楽能で、その活動を引き継ぐ形で2018年に活動を始めた。主な活動は、年1回の岡山後楽園の能舞台で行われる大会だ。今年は第55回記念大会で、大曲「道成寺」が上演される。現代では、ホールや能楽堂など屋内での上演が主流だが、後楽園の能舞台は屋外、自然の光の中での上演は、「面」「装束」も美しく独特の美が味わえます、と八木原会長は語る。八木原会長は、能の中で囃子方の笛を受け持つ、能楽協会笛方森田流師範のプロの演奏家だ。国立音大の出身でクラシックから邦楽に転向した。能楽の魅力、大曲「道成寺」にかける思いなど会長としての正念場をトップインタビューです。