情報処理推進機構(IPA)は、2024年度の中小企業における情報セキュリティ対策の実態調査の速報版を公開しました。この調査は、多くの中小企業がサイバーインシデントにより取引先にも影響を与えている現状や、依然として組織的なセキュリティ体制の整備が進んでいないこと、そして対策投資の割合が増加していないことを明らかにしています。しかし、対策投資を行った企業の約半数が取引につながったことや、「サイバーセキュリティお助け隊サービス」の有効性も示唆しており、中小企業のセキュリティ対策推進の必要性と今後の支援の重要性を強調しています。