母は、日本一のストリップの女王だった。
ダンサー・有賀美雪が語る、昭和の幕の裏側
私の人生は「普通」ではなかった。
学校に入れ墨の話は持っていけないし、
「お母さんの仕事は?」と聞かれても、
なんと答えたらいいか分からなかった。
虐待。貧困。水商売。芸能の世界。
生きるために、彼女はずっと
普通ではない選択をし続けてきた。
でもそれは弱さじゃない。
それが、彼女の生存戦略だった。
有賀さんの話を聞いていて、
私は何度も言葉に詰まった。
2歳半で死ぬことを考えた子供がいること。
子供を守りたくても守れない母親がいること。
犬だけが盾になってくれた夜があること。
こんな話、フィクションにだってなかなかない。
でも台本なし。脚色なし。
これは、本当に必死に生きて
有賀美雪という一人の女性の
本当の話です。
「生まれてきたからには、やっぱり楽しみたいからね。」 ——有賀さん