人見知りの少女は、どのようにして複数の事業を率いるリーダーへと変貌したのか?
目標を見つけた瞬間、彼女は変わった「暇だった」と語る小学生時代。そして中学校に入った途端、魂に火がついた女性の物語—
金澤美冬さん。おじさん未来研究所の理事長であり、プロティアン株式会社代表。 そして「おじさんLCC(ライフキャリアコミュニティ)」の運営者。
彼女の周囲にいる人々は、その爽やかな魅力と行動力に引き寄せられています。 しかし彼女自身はこう語ります—
「私は結構人見知りで、大人しいタイプ。昔はより、そういう傾向が強かった」
この意外な告白から始まる彼女の人生ストーリーは、多くの人の心を揺さぶります。
小学生時代の「暇」と中学校での「目標」
「すごく暇で、夏休みとか本当に時間を持て余していました」
そんな小学生時代を過ごした彼女が一変するのは中学校に入ってから。
「勉強というものがあるというか、学年1位を目指そうという「目指すもの」ができて、燃えたんですよね」
「バレーボール部では最初3人しかいなかったのに、部員をどんどん集めて。先生を説得して教えてもらって、新宿区で優勝できたりとか」
新宿区で「一番悪い中学校」と言われた場所で、彼女は学年トップクラスの成績を収め、バレーボール部のキャプテンに。さらには生徒会長も務めました。
逆境を力に変える「反骨精神」高校受験では、周囲の反対を押し切って「青山高校」を選択。
「できないって言われたことをやってみたい。挑戦したくなるタイプ」
その姿勢は大学受験でも健在。早稲田大学の政治経済学部に「10年以上誰も合格していない」と言われ、「笑われた」にもかかわらず、彼女は現役合格を果たしました。
しかし、その後の大学生活は—
「大学は本当につまんなくて嫌だった。目標を見失って」
会社員からの「逃げ」が新しい道を開く三菱倉庫に就職するも、7年目に独立を決意。
「倉庫マンとしても失格だし、サラリーマンとしても私は失格だ。だったらもう独立するしかない」
彼女はこれを「逃げ」と表現しますが、その言葉にはネガティブな意味ではなく、独自の解釈があります。
「やっぱり苦手なこととかやりたくないことは、どんなに頑張っても伸びない。そこから避けるという意味で逃げると言ってるんです」
「おじさん」たちとの出会いが人生を変える
若者向けの転職エージェントとして独立するも、予想外の展開が待っていました。 50代、60代からの相談が多く寄せられるようになったのです。
「『僕の経験が大したことないね』と落ち込まれる。いや、30年40年働いてきて経験が大したことないなんて絶対ない」
この気づきが、彼女の事業に大きな転換をもたらします。
プロティアン株式会社の設立。そして「おじさんLCC」というコミュニティの立ち上げ。
「定年後も活躍したいと言っても、今までは定年後はのんびりするという選択肢しかなかった。今の50代60代が活躍する定年後を開拓していかなければならない」
なぜ「おじさん」なのか?
「かっこいい名前をつけると、『俺が、俺が』みたいな『おじさん』が来てしまう。シンプルに『おじさん』とつけておけば、ユーモアのある50代60代が来てくれるんじゃないか」
そんな彼女の直感は的中。
現在は150人ものメンバーが集まる大きなコミュニティへと成長しました。
美冬さんが教えてくれること
美冬さんの人生から学べることは明確です。
目標を見つけたら、全力で燃える
「できない」と言われたことにこそ挑戦する価値がある
自分の強みを活かせる場所を見つけることの大切さ
年齢に関係なく、人は常に新しい一歩を踏み出せる
このポッドキャストでは、美冬さんの声を通して、その情熱と行動力、そして人を引き寄せる魅力の秘密に迫ります。
人生の岐路に立つあなたへ。
美冬さんの物語が、新たな一歩を踏み出す勇気を与えてくれるかもしれません。
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