あなたは、自分の個性に疑問を持ったことがありますか?
「どう見られているのかが気になる…」
「自分の言葉が、誰かを傷つけていないか…」
沙津季さんは、そんな迷いとともに人生を歩んできました。
小学生の頃から背が高いことがコンプレックスで、周囲の視線を気にしていた彼女。けれど、彼女の人生には一つの“旋律”がありました。
それが、合唱。
小学校から高校まで、ずっと合唱に打ち込んできた沙津季さん。仲間と声を合わせることで、一人では生み出せない美しいハーモニーが生まれる。それは、彼女にとって“自分の居場所”でした。
【一人じゃない】
高校時代、わずか8人のチームで、50人規模の楽曲に挑戦。 「無謀だ」と思われる挑戦だったが、努力の末に賞を獲得。 「私たちにできたんだ!」
仲間と肩を並べ、呼吸を合わせ、互いに支え合う。 「一人じゃない」と感じる瞬間だった。
【挫折と気づき】
大学では芝居に挑戦。 しかし、ナレーションブースの中で、何時間も一人で録音するうちに気づいた。
「私は、ひとりでは輝けない。」
人と一緒に何かを作り上げることこそが、自分にとって大切なのだと。
【“伝える”ことで生きる】
就職先は化粧品業界。 銀座や渋谷の店舗で、一日中お客様と話し、世界観を伝える。
「あなたがいるから、また来るね。」
お客様の言葉が、彼女の原動力になった。
【苦しみの果てに見えたもの】
しかし、店長になり中間管理職になると、 ストレスで胃に穴が空くほど、心がすり減っていった。
「このままじゃいけない…!」
心理学を学び、産業カウンセラーの資格を取得。 そして気づく。
「私は、人の話を聴くのが好きだ。」
【そして、今——】
家族との時間を大切にしながら、 株式会社フルートで営業・サポート業務を担当。
「私はオタクだから、アイデアがどんどん湧いてくる。」
チャレンジを形にすることが楽しい。
【“個性”を信じる】
これまでずっと、 「周りにどう見られているのか?」を気にしてきた沙津季さん。
「あなたは何者?」と聞かれたら、「私は人の個性をひたすら信じる人」
——あなたの個性を、信じていますか?
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