高校時代、突然の悲劇で死ぬことばかり考えていた二カさん。
完全自殺マニュアルを熟読し、常に死のうと思っていた。
今の二カさんからは全く想像できません。
どうやって、その死の想いから立直り、大手企業で数多くの1位を獲得する人生に生まれ変わったのか?
「自分らしさ」を追い求め続けた50歳の反骨精神。
幼稚園の頃から全員と違う道を選び、安定と冒険の狭間で紡いできた唯一無二の人生とは——
今回ご紹介するのは、大手企業勤務でありながらAIとコーチングを駆使して起業家たちの理想の未来をサポートする、50歳のニカさんの人生物語です。
幼稚園時代、クラス全員が茶色で描くサツマイモの絵。
しかし、ニカさんだけが青色で描きました。
「好きな色で描いていいと言われたから。
ルールは守りながら、自分らしさを出したかった」
先生や周りの子どもたちから驚かれても、自分らしさを大事にする精神は、この時からすでに息づいていました。
注目されることが好きで「だって面白いじゃん」と幼心に思っていたというニカさん。
小学校時代は、母親から「あなたは努力の子」と言われた。
小学校1年生の時に出会った宮沢賢治の「雨ニモマケズ」は、50年間心に刻み続け、二カさんの努力の根っことなります。
真面目な小学生で将棋部の部長を務める一方、「将棋ができる=真面目」というイメージを崩すため、バドミントンクラブにも入部。スポーツもうまいと言われる小学生だった。
真面目と言っても、先生の話を聞かない子だ。
なんと自分で教科書を先に進めていたんです。
先生の話は復習に過ぎなかった。
そして、皆に良くなってほしかったから、周りの人に教えてあげていたという二カさん。
そんな二カさんは原理原則を大事にしていた。
・人とは幸せになる生き物なんだ。
・会社の方針に基づいて動いているんだ。
・自己効力感、エフィカシーが大事なんだ。
・人に対して貢献するものなんだ。
・笑顔は大事なんだ
そう小学生にして、小さな体格を武器に変え、常に戦略的に自分の立ち位置を確立していく姿勢は、幼少期から一貫していました。
中学では軟式テニスに打ち込み、全国大会を目指していました。
その理由はシンプル。
「目立ちたい、注目されたい」
足が速いと目立つように、テニスができると目立つ。
でも、なぜテニスなのか?
バスケットボールや野球のように派手さはなくても、テニスという競技で自分だけの輝き方を見つけることができる。体格に恵まれていなくても、工夫と技術で勝負できる。ひねりを効かせた戦略で、自分なりの活躍の場を切り開くことができる。
常に自分らしさを考えていました。
そんなテニスも、先生からテニスのフォームを教わったことはない。
生徒達が互いの技術を教え合い、自由に楽しく成長していく環境に身を置きます。
「この子スマッシュ上手いな。
じゃあ今日は誰々さんがスマッシュをみんなに教えて」
チームワークを大切にしながらも、常に「最上思考」で、努力で勉強もしていた。そう目指していたものは「文武両道」。
努力を重ねた日々が今の二カさんの土台になっています。
休日や放課後はゲームの世界に没頭。
ファミコン世代として育ち、ゲームに対する情熱は人一倍。
「このゲームについて一番詳しくなる」
「誰よりも早くクリアする」
常に目標を持ち、最上を目指す。遊びの中にも真剣さを持ち込む性格は、今でも変わりません。
中学で学年上位だった二カさんは、なんと希望の公立高校を落ち、ほぼ男子ばかりの私立高校へ。
自分が希望する高校に落ちたことがショックにも関わらず、受験に失敗した友人をなぐさめていた二カさん。
高校でテニスは続けるものの、とんでもない壮絶な出来事が起こります。
・父親が突然いなくなる。父親に捨てられた、、、
・経済状況の悪化。お金がない、、、
・「ご飯と振りかけ」だけの生活。
・ご馳走はベーコンキャベツ。
「なんで生きているんだろう。
生きていても、どうしようもない」
完全自殺マニュアルを熟読し、常に「どう死のうか」だけを考える日々。
友達に会いたくないから、週休2日制の高校生活。
そんな中、1か月ぶりに「焼き鮭」が出てきて、涙が溢れ出た。
「なんで、こんなに喜ぶんだろう?
そうだ、食べて、生きたいんだな」
「おかん、ありがとう、、、」
弟と妹もいた。
経済的な安定が大事。
経済的なことで、子供が苦しいことになることは避けたい。
この気づきが、ニカさんの人生を大きく変えるターニングポイントとなりました。
・誰もが持つ「普通」への葛藤と「自分らしさ」への希求 ・成功と挫折を繰り返しながらも貫く「原理原則」と「軸」 ・死を考えるほどの苦難から見出した「生きる喜び」と「感謝」
ニカさんが50年間築き上げてきた人生哲学とは?
幼稚園の青色サツマイモから、現在のAIコーチングまで、一貫して流れる「オンリーワン」の精神とは?
次回の「人生配信オンリーワン」では、ニカさんの大学生活から現在に至るまでの軌跡をお届けします。
どんな局面でも「王道のルールを守りながら工夫する」という二カさんの生き方から、あなたも新たな気づきを得ることでしょう。
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