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1.離婚、オーストラリア、そして東京。

― 一度しゃがんで、大きく跳ぶ―

人生が思い通りにいかないとき、
それは“しゃがんでいる時間”なのかもしれません。

ファッションデザイナーとしてキャリアを歩み始めた藤井さん。
しかし、人生の流れは静かに、けれど確実に方向を変えていきました。
転職、タレント事務所での新しい仕事。そしてオーストラリアでのワーホリは単なる「語学留学」では終わらなかったのです。

 

2.結婚したまま、オーストラリアへ

行く前から、離婚の予感はあった。それでも夫は言いました。
「行っておいで。結婚したままでいいから。」

ブリズベンとシドニー、2つの家庭でのホームステイ。
どちらも離婚を経験したシングルファミリー。彼女たちは、悲しみよりも「たくましさ」で生きていました。

――その姿を見て、藤井さんは気づきます。
「あ、離婚してもいいんだ。人生はそこで終わらない。」

そして日本に戻り、離婚。
けれど、そこからが藤井さんの“人生の再スタート”でした。

 

3.大阪を出たからこそ、東京に行けた

離婚したから、自由になれた。自由になったから、挑戦できた。挑戦できたから、東京へ行けた。

――そして、世界最大級の人材会社「ランスタッド」でキャリアを積み上げていく。

ファッションデザイナーから人材ビジネスへ。
まったく異なる世界で、ゼロから山を登るように挑戦を重ねた日々。その頂上で、彼女は確かに“見たかった景色”を見たのです。

 

4.登りたい山を、見つけていますか?

藤井さんの人生は、まるで登山のよう。一度しゃがんで、大きく跳ぶ。
そして登った先で、次の山が見える。

「どの山に登りたいのか?」「その山の頂上から、どんな景色を見たいのか?」

キャリアに悩む人へ、藤井さんが語る言葉には、
“等身大のリアル”と“希望の手ざわり”が詰まっています。

 

5.みんなが登る富士山じゃなくて、私は“藤井山”を登る

― 人生のリセットを繰り返しながら、見える景色を変えていく ―

人生は“登山”のようなものかもしれません。
登る山が変われば、見える景色も変わる。そしてその景色が変わるたびに、
「生きてるって、こういうことなんだ」と感じられる瞬間がある。

藤井さんの人生は、まさにその連続でした。

5.1  ファッションデザイナーから、キャリアの大転換

最初の山は「ファッションデザイナーの世界」。
華やかな業界の中で、キャリアを積み上げていく日々。

けれど、ふと気づいた。
「私が登りたい山は、本当にここなのかな?」

そうして彼女は、勇気を持って一度しゃがみ、
全く新しい山――人材ビジネスの世界へ飛び込みました。

5.2  離婚、オーストラリア、そして中国・深圳へ

留学、離婚、転職、海外。
誰もが迷い、立ち止まるような岐路を、藤井さんは何度も越えてきました。

でも、彼女にはひとつの哲学があったのです。

「次の山を登るときは、いま持ってる成功をいったん捨てる。」

それは、自分を軽くして、もっと高くジャンプするための「リセット」でした。そうして彼女は、東京・深圳・北京・ドバイへと舞台を変えながら、
自分だけの“登山ルート”を切り拓いてきたのです。

5.3  「みんなが登る富士山じゃなくて、私は“藤井山”を登る」

ある日、お母さんが言いました。

「あなたは特別な才能があるわけじゃない。だからみんなが登る富士山の頂上は難しいかもしれない。でも、自分の“藤井山”なら、登れるはずよ。」

その言葉が、藤井さんの人生の軸になりました。他人と比べるのではなく、自分の登りたい山を見つける。それこそが“自分らしく生きる”ということ。

5.4  今、あなたの登っている山は「誰の山」ですか?

エベレストを目指す必要なんてない。評価されるための山でもなくていい。
あなたが「この景色を見たい」と思える山を見つけたとき、人生は驚くほどクリアに、そして力強く動き出します。

 

6.何を捨てて、何を残すか?

― キャリアのリセットで人生をワープさせた、藤井さんの挑戦 ―

「捨てなきゃ、掴めない。」

ファッション業界から人材業界へ。
日本からオーストラリア、中国、そしてドバイへ。
そのたびに、彼女は“何かを手放す決断”をしてきました。

彼女が大切にしているのは、ただの“転職”ではありません。
それは、“生き方を更新する”という選択。

「人間のキャパには限界がある。だから、次に欲しいものを両手で掴むためには、まずは今の荷物を降ろす必要があるんです。」

クライアントとの関係も、積み上げた実績も、すべて一度リセットして、新しいステージへ挑む。

その潔さが、彼女のキャリアをワープさせてきました。

 

7.捨てた先に見えた“想定外の景色”

深圳に渡ったとき、藤井さんは学生ビザ。中国語も話せず、仕事のツテもゼロ。

それでも、「英語でできることをやろう」と決めて一歩を踏み出した。
すると、Forbes JAPAN公式コラムニストへの抜擢、現地の経営者たちとの出会い、そして日本と中国をつなぐヘッドハンティング事業の成功へ。

「学生ビザで始めた1年後には、クライアントと一緒にロサンゼルスにいたんです。」

まさに“想定外の成長”。
環境を変えることで、人生は一気にワープできる。藤井さんはそれを体現していました。

 

8.能力は同じ。でも、場所を変えると価値が上がる

印象的だったのは、この一言。

「私の能力は日本にいたときと何も変わってない。でも、場所を変えたら“希少価値”が上がった。」

つまり、“自分の才能を活かせる市場を選ぶ”という発想です。
彼女はそれを戦略的に実践し、“自分の価値を最大化する生き方”を選びました。

 

9.あなたに問いかけたい

今のあなたのキャリアは、本当に自分の価値が輝く場所にありますか?

もし少しでも「違うかも」と感じたら、
藤井さんの言葉を思い出してください。

「次に掴みたいものが大きいほど、手放す覚悟も大きくなる。」

 

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