「学校に行きたくない」その言葉の裏には、かつての「優等生の反乱」から続く、日本社会特有の生きづらさが隠れていました 。
令和5年度、小中学生の不登校者数は過去最多を記録しました 。しかし、これは単なる「甘え」ではありません。友達の顔色を伺い、筆箱の話ひとつ合わせるのにも気を遣ってエネルギーを使い果たしてしまう…そんな現代っ子たちの「ガス欠」状態なのです 。
今回は、不登校を「問題行動」としてではなく、心が壊れるのを防ぐための「緊急避難(養生)」として捉え直します 。家にこもってゲームばかりしているのも、実は空っぽになった心にエネルギーを補給するための、必要なプロセスかもしれません 。
そして何より大切なのは、見守る親御さん自身のケア。「なんでうちの子だけ…」という不安やイライラは、いわば「心の生ゴミ」です 。このゴミをどう処理し、家庭を「安全な基地(養生の場)」にしていくか 。現役スクールカウンセラーの視点から、親子の心をふっと楽にするヒントを語り合います。
このエピソードで話していること:
高度経済成長期の「優等生の反乱」と、現在の不登校の決定的違い
「筆箱かわいい」の話にもヘトヘト…気遣いで消耗する子供たち
家でのゲームや漫画は「サボり」ではなく「エネルギー補給」と「暇つぶし」
親のイライラは「心の生ゴミ」。カウンセリングでゴミ出しが必要な理由
家族の「健全性」を取り戻すことが、回復への第一歩