「奥行きのあるラジオ」は主にアニメについての話をするラジオです。
第127回目のテーマは、劇場版「レヴュースタァライト」でございます。
今振り返るに、この作品は「歌劇」というものを扱う上で、不慣れな私（たち）が躓きやすい最初の段差を、斜め上にふっ飛ばしてくれていたように思います。
感想の中で話しているような「大袈裟であること」は、私たちの視点が作品から離れれば離れるほどに違和感を抱かせやすく、また、冷笑を生みやすいもので、最初から「レヴュー」の共犯関係に落とし込んでくれたからこそ、「我々にとって歌劇とは」などと立ち止まらずに済みました。
ただただ強い言葉が輝くように数多の舞台装置による演出があり、ただただ想いの熱量こそが正義となる「レヴュー」は、思えば初めから実にシンプルなもので、だからこそ、それ以外が必要なかった。後にアニメ放送が控える『かげきしょうじょ！』と比べるとまた顕著ですが、この作品は「音楽学校モノ」ですらなく、その代わりに何ものにも代えがたい魅力を得るに至ったのだ、という気がしています。
だから、私はこれからも、この作品を何度でも観返すのだと思います。
※ネタバレは含まれますが、これはもう、わかりませんね。
●喋ってる人：鳴海、ミヤ
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【予告編】劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト
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