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「奥行きのあるラジオ」は主にアニメについての話をするラジオですが、今回は「邦画劇場」ということで、映画『メタモルフォーゼの縁側』の感想を話します。

梨木香歩の『西の魔女が死んだ』という小説の中に、後日談的な短編として「渡りの一日」という話があるのですが、主人公のまいが新しい学校で友人になったショウコを評したこんな一節があります。

「ショウコは、口は悪いが、何事によらず、異なる文化の香りに出くわすと、まず感嘆するという美徳があった。」

この言い回しが好きでずっと記憶に残っているのですが、これは、『メタモルフォーゼの縁側』を包むやさしさに通ずるところがあると思っています。

BLという「異なる文化」に出会ったときに雪さんから漏れたのは「感嘆」であり、それは「美徳」たりうるのだということ。

ただ穏やかに流れる二人の交流の美しさ、創作物がもたらす影響の力強さが、原作からよく汲み取られていて、ここからまた原作に戻ると解像度が上がっているような、そんな素晴らしい映画でした。

原作ファンの方もそうでない方もぜひ。

※ネタバレは含まれますが、年の差58歳。最初の青春、最後の青春。

●喋ってる人:鳴海

オフィシャルサイト
https://metamor-movie.jp/

映画『メタモルフォーゼの縁側』60秒予告
https://youtu.be/A1OEoOlIbac

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